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3 変わりゆく日々、変わりゆく思い



 今、俺たちの生活は常に単調だったと言っただろう。

 お前も聞いていて分かっていたと思うが、そんなことはなかった。実際には少しずつ、少しずつ、日陰色だった俺たちの日常は日の光を浴びて、時が経つにつれて色んな色を帯びていった。

 理由はひとつ。俺自身に心境の変化が起きたからだ。

 その変化を起こしたのは、彩。お前だ。


 お前を迎えて以来、大きな変化を見せたものが、いくつかある。

 まず、農作業だ。前までは俺一人の人手で、なんでもかんでもやらなきゃならんかった。それはそれで気ままでいいし、養うのは俺一人だったから構わなかったが、お前という存在が増えて計算が狂った。飯は二人分に増えるのに、いくらロボットとは言え、お前が過酷な農作業に従事できるのかは不確定要素だったからだ。

 しかしお前は、努力家だったな。俺の家での家事の作法を覚えるや否や、今度は私にも農作業をさせろと言ってきた。半信半疑でやり方を教えたら、一週間もすると一緒に働けるくらいに上達しおった。いくら何でも上達が早すぎるだろう。俺の方が唖然としたくらいだ。

 それに、華奢なお前に重たいスコップを持たせるのは、こちらとしてもも相当な良心の呵責があったんだぞ。でもお前は文句の一つも口にしなかったばかりか、一ヶ月もすると農作業中に笑顔を覗かせるほどの余裕まで手にしてしまった。お前の持つ学習能力ってのは凄いんだなと、再認識させられたよ。

 戦力が二倍になって、育てられる野菜の種類や量は確実に増えた。畑が賑やかになったのは言うまでもない。おまけにお前は、俺の知らない作物の育て方まで色々と知っていたな。

 今年の春先に突然、お前、宣言しただろう。


 『(すすむ)さん、畑の一角を貸してくれませんか。縦横十メートルくらいの敷地で構わないんです』

 『いったい何に使うんだ』

 『冬を乗り切ったばかりで畑がなんだか寂しいので、お花畑を作ろうと思うんです』


 お前はどこまでも本気だったな。イオンモールの花屋に寄って、パンジーやら何やら苗木をたくさん買い込んで、柔らかく耕した畑に植えた。

 きれいな花が一面に咲いたのを見た時、なんだか懐かしい思いがしたのは、なぜだろうな。鮮やかな色した花びらが、どことなく都会っぽかったからかもな。もしくは都会で見慣れた花だったからかもしれん。


 ……ああ。たったひとつ、お前が遠ざけた農作業があった。

 ま、この期に及んで言うまでもなかろうが、野焼きだな。お前がコンロの火を嫌がるのをすっかり忘れて、集めた落ち穂や枯れ草をお前の目の前で焚き上げたことがあったっけ。あの時お前は、俺が呆れるほどびびっていたな。

 あれ以来、お前は俺が畑を焼くときは必ず家の中に待避して、影からこっそり様子を眺めるようになったな。もっとも、秋が終わればそんな作業もなくなったが……。


 もうひとつ、大きな変化があったものがある。

 俺はお前に町行きの用事をことごとく任せっきりで、町のことなんて何も知らなかった。お前はそんな俺に、毎日の夕食後に居間でゆっくりしながら、町の話をしたがったな。

 今日、道で可愛い子犬に吠えられたんですよー、とか。

 バスの中で妊婦さんに席を譲ったら、代わりに私の荷物を持ってくれたんですよー、とか。

 他愛のない話を、お前は実に楽しそうにしゃべった。俺も初めは生返事ばかりだったが、だんだんとお前の話に聞き入るようになった。挙げ句、お前が何も話してこない時には、今日は何もなかったのかって自分から聞いちまうようになった。

 別に、町が気になったんじゃない。『お前が』気になったんだ。ずっとそう思ってきた。

 けれどもある日、──あれは布団だったかな、大きな買い物をしに行く機会ができた。さすがに布団はバスでは持ち帰れん。だから、俺が軽トラを出してきて、二人して町に繰り出したんだ。お前も覚えているだろう。

 お前の観察眼は確かだった。町に出りゃ、色んな人間がいる。スマートフォンをいじりながら歩いていて電柱にぶつかる間抜けな男もいれば、駄々をこねる息子を必死になだめすかしながらふらふら歩く母親もいる。道の脇に生えている草には花が咲いていたし、一年前までは普通だった歩行者信号が押しボタン式になっていたりもした。ちょっと目付きを変えただけで、代わり映えのしなかったはずの、下らなかったはずの町並みに、色んなものが見えるようになったんだ。

 そう話したら、お前は微笑んだよな。


 『そうやって考えるようにしたら、町に出るの、少し楽しみになりませんか?』


 全くもって忌々しいほど、お前の言う通りだったさ。


 俺の町に対する抵抗感は、大きな買い物で否応なしに軽トラを走らせるたびに、少しずつ、少しずつ失われていった。お前があんまり火を怖がるからってIHクッキングヒーターを導入した時は、設置作業を依頼するために業者を呼んだよな。あの時、家での作業後に業者といくらか言葉を交わしたのが、町の連中との久々の会話だった。

 彩。俺はな、とにかく町が嫌いだったんだ。人の集まる場所も、わざわざそこに群れようとする人間も、嫌いだった。その枷を外してくれたのは、お前だったんだぞ。


 俺の生活に文字通り『(いろどり)』が添えられるようになってからは、変化の速度も次第に早くなっていく。いつしか、ボロい我が家に不釣り合いな若い女の子が同居していることにも、そいつが家事と農作業に長けた“ロボット”であることにも、すっかり馴れていた。

 さすがに半年も経つと、お前の特徴や趣向も徐々に見えてくる。例えば、そうだな。お前はとにかくトマトが好きだったな。食材にトマトが顔を出していると、料理中の機嫌が格段に向上しただろう。ついには俺の前で公言もしたしな、好きなんですと。

 だがな、俺はもう一つお前の好物を知っていたぞ。──いや、もう隠すな。本当はアレが一番好きなんだって、とっくの昔にバレとるんだ。

 チョコレート。それも、シンプル極まりない板状のヤツだな。そうだろう。

 俺はちゃーんと見ていたんだからな。二人してイオンモールに出掛けた時、食品コーナーで二人して品選びをしながら、お前が背後の棚のミルクチョコレートをやたらにちらちらと振り返っていたのを。それで……何だ、こっそり買って仕舞ってあったんだ。

 二月十四日にお前に渡したチョコレートは、その時の奴だったわけだ。この俺がイベントごとに手を出すなんて、と思っただろう。お前が仰天と感激の合の子みたいな表情をして、何を言ったらいいのか分からないかのように口をぱくぱくさせるのまで、こちとら先読み済みだったというわけだ。参ったか。

 あれから数日間の、お前の機嫌の良さと家事の丁寧さは、さすがの俺も目を疑うほどだったがな。そんなに好きならもっと買ってやれば良かったよ。俺もチョコレート、別に嫌いなわけじゃない。


 お前は、対人関係を作るのも上手かったな。俺にとっておそらく一番大きかった変化は、そこに端を発している。

 そうでなくても狭いこの松尾地区に、バスは一日三往復しか来ん。みんながみんなバスを使うわけじゃないだろうが、それでも夕方の便に終点まで乗車すれば大概、誰かには会う。それが何日も何ヵ月も続けば、話せる関係にもなるってもんだ。普通はな。

 それでもなお(だんま)りを決め込んだ俺と違って、お前は積極的に周りに話しかけに行っていたそうじゃないか。あとになってここらの連中から一通り、お前の話は聞かされたぞ。

 ここ松尾地区の末端には、近隣に他に五世帯が住んでいる。真っ先に話す関係になったのは、二軒隣の家に住んでる二塚(ふたつつか)の夫婦だったな。もっとも俺も最初は名前すら知らなかったんだが、町から帰ってくるたびにお前が話をするもんで、すっかり覚えちまった。

 その夫婦──厳密にはかみさんの方だが、そいつらと俺が直接に交点を持ったのは、去年の十二月だった。向こうはうちに俺がいるのは知ってたみたいだが、毎日のようにお前が出掛けるから家には俺しかいないとまでは、さすがに知らなかったらしい。彩ちゃーん、って高らかに叫びながらドアをノックしてきやがった。

 俺が出ていってドアを開けた瞬間の二塚のかみさんの顔は、まだ当分は忘れられそうにないね。ハトが豆鉄砲を食ったような顔というのはああいうのを言うんだろう。


 『彩はうちの(ルームメイド)だが、今はいないぞ』

 『あ……ああ! もしかしてあなたが、彩ちゃんの勤めてるっていう相手の?』

 『そうだが』

 『やぁだ、私ったら全然あなたとお会いしたこと無かったから、一瞬分からなかったわぁー! ……あ、改めまして、二軒隣の二塚の者です』

 『……な、長井です』

 『そうそうそれでね!この前バスで会って話した時、洗濯機用の洗剤が足りないから買わなきゃって彩ちゃんが言ってたのね! うちで余ってたの見つけたから持ってきてみたんだけど、どうかしら!? ちょっと後で聞いてみてくださいよ、もしかしたらお宅の洗濯機に適さないかもしれないし!』

 『あ、はぁ……』

 『あとね、ついでにこれも持ってきてみたのよ────』


 えらい饒舌なかみさんだったな、ありゃ……。最初の頃は俺、終いにはすっかり萎縮しちまって、何も話せないことばかりだったさ。

 そうか、いつの間にか彩のやつ、ちゃん呼びされるまでに仲良くなっていたんだな。そう思ったら少し、胸の奥がきりりと痛んだよ。羨ましかったんだろうなと、今では思う。

 もっともあのかみさん、俺と会ってからはもうすっかり友達にでもなったかのように、遠慮なく話しかけてくるようになったんだがな。その辺りの話は夫の方にもしていたみたいで、いつだったかすれ違った時には立ち話を持ちかけられたっけな。

 話題はもっぱら、世間話と言うよりは身の回りの話だった。最近雨が多いですねとか、どこどこの家の屋根に椋鳥がたくさん雨宿りしてましたよとか、溝を掘ったら作物が浸らないようにできますかね、とかな。俺からすれば助かるんだ。ニュースも新聞もチェックしていないもんで、世間の話題を出されても何も分からん。答えようがない。


 実を言うと、俺が他人とあんまり話したがらなかったのは、そこのところの事情が大きいんだ。

 ここよりもっと広い街で暮らしていた頃は、周囲はありとあらゆる情報や報道に溢れていて、会ってちょっと話す程度の時も世間話ばかりが話題になった。

 俺は嫌いなんだよ、ああいう話題が。ニュースに上るような話題ってのは大抵、一面的じゃない。誰もが十人十色の意見を持って当たり前だ。世間話の最中だって、それは同じのはずだろう。ああやって話す場を設けることが、俺には相手の考え方の探り合いをしているようにしか思えなくて、苦しかったんだ。だから、不必要な会話をするのがだんだんと負担になっていった。

 たまたまだったのか、それとも向こうが同じ考え方をしていたのかは判別のしようがないが、二塚のかみさんと俺が話せる関係になったのには、そういう理由があるんだ。


 お前は循環バスでの往き来の中で、次々に知り合いを増やしていったな。

 例えば、隣の家に住んでる三吉野(みよしの)のじいさん。下の名前は(てつ)とか言ったか。日の出町の商工会議所に勤めてるみたいって、お前は食後の話で説明していたっけな。

 以前から会釈ぐらいは俺もしていたんだがな、春も中頃になったある日、向こうから話しかけられたんだよ。──お前さんのところの花、可愛いらしいな。五年間で初めて見たが、気でも変わったのか。──ってな。『可愛い』なんて単語を発するような奴には見えなかったから、驚いて思わず言葉を失ったものだ。

 実のところ、奴は俺のことがずっと気にかかっていたらしい。引っ越しの時も隣人回りもせずにいたために、俺のプライベートなんて誰も知らなかったからだ。まぁ、当然なんだがな……。

 ただ、俺は思うんだが、あのじいさんも相当な偏屈だと思うぞ。花を誉められたあと、ありがとうございますって答えたんだよ。そうしたらあのじいさん、お前さんを誉めたんじゃないぞ、って一言返しただけで行ってしまった。若いもんはああいうのを“ツンデレ”と言うのか。俺はよく知らんが。

 それとは対称的に、山に引っ込んだ所に家のある羽生(はにゅう)の奴らは、二塚のかみさんとは違った意味で話せる連中だな。

 何しろ話していて面白いんだ。ちょっとした会話の中に、絶妙に冗談やらギャグを絡めてくる。この前は『大久野に多くの仲間ができるのは良いことですなぁ』とか言ってたな。……冷静に考えたらつまらん洒落だな、これ。

 かみさんの方はともかく、夫の方は元は農林水産省のお堅いお役人だったというから、驚きだ。今でこそ夫婦で付近の竹林の管理をのんびりやってるみたいだが、現役時代はさぞ部下の信頼も厚かったんだろうな。羨ましい限りだよ、全く。

 俺が初めて会ったのはな、人間ドックの受診で町に下りた帰りのバスだったんだ。夫の方、お前の話をしてくれたよ。娘さんですか、親切で気さくでいい子ですね。まるでルームメイドみたいだ。ってな。

 実際、お前はルームメイドだがな。そう言ってやったらびっくりしていたよ。


 それから唯一、お前が積極的に関わりを持とうとしない家族があった。

 なぁ、お前にも自覚はあるだろう。一番向こうのこじゃれた家に住んでいる、堀口(ほりぐち)家だ。この集落でたった一つ、小さなガキのいる四人家族だ。

 そもそもお前、ガキをやたらと嫌がっていた節があったよな。いや、嫌がっていたと言うのは語弊があるか。意図的に遠ざけようとしていた。違うか?

 俺がテレビを観ている時、或いは本を読んでいる時、お前は大体いつも横に来てそれを覗き込んだ。でも、そこに幸せそうな一家が登場すると、途端にお前は逃げるように俺のそばを離れて部屋の隅に移動したよな。前にその理由を聞いたら、青白い顔をしたお前は『仕様です』とか何とかごちゃごちゃ呟いたかと思うと、部屋に閉じ籠ってしまった。

 話がずれたか。ともかくそんなわけで、俺もあの一家にお前が近寄りたがらないだろうなとは思っていたんだよ。堀口一家と話すようになったのも、対人コミュニケーションに慣れて自信を少し取り戻した俺が、自分から話しかけに行って始まったんだからな。

 あそこのガキ──大輝(たいき)知輝(ともき)とか言ったか──の子守りを、何度か頼まれて引き受けたこと。お前にも夕食後の席で話したと思う。大層暴れん坊な連中だったが、あのくらいの年頃のガキってのはやっぱり無邪気で可愛いもんさ。ずっと昔、息子を相手にした時の感覚を思い出しながら、小一時間遊んでやったよ。


 『あの、勘違いされてるかもしれないですけど、(ルームメイド)も小さい子のお守りは得意なんですよ』


 それまで聞き役に徹してきたお前が、なぜか口を尖らせて抗議してきたのが思い出されるな。


 『なら、何で嫌がるんだ』

 『今は征さんに合わせてカスタマイズされているので』


 納得できたようなできなかったような気分だったが、追及が面倒になってそれ以上を言うのは止めた。

 それに、お前も妙な顔をしていたしな。エサを前に『待て』と言われてしょんぼりしてる子犬のような、それでいて心の奥底ではそのエサを望んでいなさそうな、……とにかくそんな表情だった。


 お前が来たから、お前がいたから、俺は初めてこの村を歩くのが怖くなくなった。疎外感を感じる必要もなくなった。

 二月の頭に大量に降った雪を使って、二塚の夫婦と四人で雪だるまを作ったよな。肩を震わせながら『寒くないです』って言い張るお前に、かみさんが笑いながらコートを掛けていたな。そういえばあれも結局、貰っちまったな。

 夏前には羽生の連中に誘われて、町内で開かれた『竹の子まつり』で出店の接客をやった。あの時に食ったタケノコ汁は旨かったな。ま、当たり前だがな。都心に出たら水煮の真空パック詰めしか食えんからな。どんな食べ物だって本場で食う本物は安くて、美味いもんだ。

 夏の終わりの『玉の内獅子舞』では、三嶋神社の主導で雨乞い獅子舞が毎年披露される。ここのものは一人が一匹の獅子を演じるちょっと変わったタイプだが、徹じいさん、獅子舞に入ってみないかってお前に誘いをかけてたよな。ふらふらと頼りなさげに舞うお前、傍から見ている分にはけっこう面白かったぞ。実はあの場所にガキ二人もいてはしゃいでいたんだが、お前は気付かなかったみたいだな。

 町内最高峰の日ノ出山の頂から、初日の出も拝んだ。『オーバーヒートするといけないから』っていうお前の望みで、平井川で軽い水遊びもしたよな。

 顔見知りも増えた。イオンモールの精肉売り場の店員とは、値引きの交渉ができるくらいには話せるようになった。乗客が俺たち二人だけになると、バスの運転手は頻りに会話を投げてくるようになった。徹じいさんの紹介かどうか知らんが、商工会長がうちの畑を訪れて、評判通りの華やかな畑ですなってお前を称賛したこともあった。写真を公式サイトに載せたいとまで言い出して、慌てて俺とお前で止めたんだよな。


 あれから一年。

 俺たちは今や、ごく当たり前の住民となって、この松尾地区──それから日の出町に溶け込んでいる。




 ……正直な、こんなことになるなんて、一年前の俺なら考えもしなかったと思うんだ。

 息子が何を思って、お前を俺のもとへ送り込んできたのか、俺は知らなかった。だが、そんなのはどうでもいいとも感じていた。所詮、お前はただの介助ロボットで、あくまでも単調な毎日を少し楽にしてくれるだけの存在だ。ずっと、そう思ってきた。

 しかし事実は違った。お前はロボットだったかもしれんが、きちんと感情を持ち、かと言って不平や不満を垂れ流すでもなく、真面目で面白い奴だった。たまに苦しそうにして、たまに泣いて、でもほとんどいつも笑っていたよな。

 もしもお前がいなかったなら。そんな風に考えるのが、今は怖い。その笑顔が、その声が、どれだけ俺を楽な気持ちにさせてくれたか、今となっては分からん。






 なぁ、彩。

 俺がどうしてこんな場所に住んでいるのか、どうしてあんなに周りとの関係を遮断していたのか。

 お前にはまだ、話したことがなかったな。







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