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偶然は偶然

偶然は偶然



怒涛の何日かはすぎ、少しは沈静化した様な?相変わらず常連さんたちの酒の肴にはなってるけど!


今日はセミナーで梅田に向かってます。淡い期待を胸に阪急に乗ったけど、そんなにうまくは行かず、夙川でチャーリーは乗ってこず。


電車でキョロキョロしながら探すも梅田に到着!



「ヨッシー!」


「智さん、おはようございます。」


三竹智美さん、うちのマスターのお弟子さん!歳は31歳。私の姉弟子。


「一緒の電車やったんやね、セミナーやろ?」


「はい!」


ヅカジェンヌって感じの美人できりっとした三竹さん。憧れの女性バーテンダー


「マスターは?」


「地元も商店街の集まりがあるんでこれないって言ってました。」


「菊さん達のやつ?」


「そうです」


智さんと会場に向かいながら、あれやこれやと話をし、当然チャーリーの話題も出て少し愚痴ってみたりした。


「でも、ヨッシーはそれだけお客さんに認められてるって事なんちゃうかなぁ?」


「そうですか?」


「でなきゃそんなにお客さんが来てくれへんよ!うちでも何人か話しに来てたよ」


「すいません。迷惑かけて!」


「全然、可愛い妹弟子の話で迷惑なんてないよ」


いつもやさしい智さんです。



セミナーは午後1時半から3時半まで!試飲しながらウィスキーのブレンダーが講義をする。


関西の色んなバーテンダーが参加している。米搗きバッタの様に先輩達に挨拶をする。


「ヨッシーどうするの?」


「私は帰ります。智さんは?」


「新地に寄ろうかなぁと思ってるけど」


「いいですね。あまり飲みすぎなでくださいね」


智さんと別れて駅に向かいながら、ウィンドウショッピングを楽しんだ。


「吉沢さん?」


振り返ると村田さんがいた。


「村田さん!どうしたんですか?」


「よかった、間違ってたらどうしようと思いながら声かけたんです。」


村田さんは打ち合わせで梅田に来ていたみたい。


「お茶でもしませんか?」


ちょうど喉も渇いていたので、OKした。


「へぇーお酒のセミナーですか?勉強してるんですね」


「村田さんもお忙しそうですね」


「私は飲食店のデザインなんで、数こなさなとダメなんです。」


お互い、仕事の話をして時間を過した。


村田さんは本当にいい人でした。喋りも上手いし男前!歳は30歳だそうです。


お酒が好きらしく、色んなバーにも行ってるみたいで詳しかった。


「何処まで帰られるんですか?」


「芦屋です。事務所が駅の近くにあるんです。」


そのまま二人で阪急で帰ることに、電車の中でもお酒の事や、お店の内装について話した。


20分ほどだったけど、楽しい時間を過せた。


「近いうちにまた、寄らしてもらいます。マスターのマティーニは絶品でしたから」


「お待ちしてます。ソルティドックも美味しいので是非!」


さわやに手を振って電車を降りた村田さん、最近梅田に出る時は何だか男運がある気がした。


今日のことはブログに書かないと堅く誓う29歳でした。


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