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カミングアウト

カミングアウト


美佐と入れ替わりに村田さんが入ってきた。


姉御達も私もどうしたらいいのかちょっと迷っていいた。


「こんばんは、今日はマスターは?」


「今、ちょっと出てます。」


何ともきまずい雰囲気が店内を流れてした。


雰囲気を察した前田君が、村田さんと野球の話をし始めた。ナイス!


私は姉御達と、気もそろろの会話をしていた。


由真さんが我慢できなくなったのか、突然、村田さんの話に割って入った。


「村田さんって本当にもてるでしょう」


「いえいえ、もてませんよ。あんまり積極的な方じゃないので」


「以外と男にもててたりして。」


いきなりの直球!由真さん、やばいって。


「そっちはもてますね。」


えぇ〜!あっさり認めたの?


「僕、ゲイなんですよ。わかりませんでした?」


その場にいる全員の目が飛び出るかと思うほど大きく見開いていた。


普通に自分がゲイである事を話す村田さんを、何とも不思議な感じで見ていた。


こんな男前なのに、ゲイだなんてもったいない。


でも、そのあっさりさに、みんなも普通に受け入れた。


その後、姉御達は興味津々で色んな質問をしていた。私も知らない世界にどぎまぎしていた。


村田さん登場で、マスターと美佐の事を忘れていた。あの二人いったい何処へ行ったのだろう?


結局、マスターはその日、店には戻ってきませんでした。


男と女、マスターと美佐。いや〜んそんなのだめ〜!


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