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思い入れ

思い入れ



コンペに出すカクテルも決まった。チャーリーとのデートは有意義で、色んな意味でリフレッシュ出来た。


あれだけ悩んでいたカクテルもあれから、あっという間に出来上がり、自分でも納得の出来!


今日はそれをマスターに見てもらう。

「おはよう。」


「おはようございます。よろしくお願いします。」


カクテルを見てもらう為にいつもより早くにお店に来てもらった。


「創作カクテル見てもらっていいですか?」


そう言って私はカクテルを作り始めた。


プレミアムウォッカに洋ナシのリキュールとライムジュースを加えた。


気持ちを込めてシェークした。


デコレーションには、レモンピールで作ったピースマークにオレンジピールで作ったハートをつけて物


「おねがいします。」


マスターはじっくり色合いを見たあと、香りを嗅ぎ、味わいを見た。


「ネーミングは?」


「シンセーロです。」


「意味は?」


「親愛なると言う意味です。」


マスターは真剣な表情でじっくりカクテルを見ていた。


「なかなかええんとちゃうか、ネーミングもええとは思うけど、ヨッシーの思い入れが強すぎても、それが伝わらなきゃ意味ないで。」


なかなかきびしい意見だ。


「デコレももっと考えなあかんな、レシピとネーミングはこれでええけど、もっと練りこまな勝たれへんで」


「はい、頑張ります」


マスターからは一応OKをもらった。これからが、練習も本番!より努力しなくては。


チャーリーに行ったきりにならない様に自分に自制しなくては。


大会まではこれに一生懸命になっていく事が全てうまく行くと信じてやりぬくしかない。


「ところでヨッシー、シンセーロって何処で見つけたの?」


「この間、写真集につけたんです。シンセーロって言うタイトルの」


私はマスターに写真集を手渡した。


「なるほど、こう言うイメージね。」


マスターも食い入るように写真集に見入っていた。


子供達の笑顔が大人も元気にしてくれると私は思ってる。そんなカクテルが作れればいいのにと真剣に思う今日この頃です。


コンペまで2ヶ月。それが全てではないけど、それはとっても重要な事。


技術を磨く私にとっても、応援してくれるお客様にてっても。


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