遂に魔法
教室に行くと、既に半分以上の生徒が集まって冒険者カードをいじくっている。
何やら説明にあった事以外でも使えるみたいだ、ナディアは既に冒険者カードのカバーを買ったみたいだ。
アル「ナディアもうカバー買ったの?」
ナディア「買ったわょ、可愛さアップてとこかしら」
アル「アップかどうかはわからないけど綺麗だね」
ナディア「それをアップと言うんですわ、それと可愛さですわ」
どうやら、可愛いと綺麗の間は大きいらしい。
クレア先生がきた。
クレア「みんな居るみたいね」
「授業を始めるはよ」
クレア「魔法の授業なんだけど魔法て何か分かる人居る?」
ナディア「世界に干渉する力ですか?」クレア「そうね、そう考えるのが一番自然な考えの一つね、その理解で良いわ」
クレア「じゃあ、魔法以外の力て分かる?」
アル「筋力ですか」
シーンと教室が静まり返った。
クレア「ん~ダメみたいね」
クレア「魔法以外の根源的な力には、4つの力が有るの、その4つの力は宇宙の成り立ちに関係する力よ。」
クレア「この4つの力は宇宙誕生の初期には一つに統一されていて、次々に分離してきたと考えられてるの。」
「まず最初に重力が分離して、次に原子核を固めている強い力が分離していき。」
「さらに最後の電磁力と弱い力が分離したと考えられているのよ。」
アル「すみません、強い力とか弱い力て何ですか?さっぱり解らないんですが」
クレア「あら、そこから?」
「まあ良いわ、強い力と言うのはね、例えばジルオンとかを交換する力ね、平たく言えば原始核をまとめている力よ。弱い力と言うのは、陽子を中性子に変化する力ね。」
「魔法学的に言うと、魔法は少なくともこの4つの力とまだ解明されて無い力を備えて居ると言われいるの」
「化学と魔法は違う物よ、だけど化学を理解することで魔法を理解する事が出来るの、そして再現性を確かな物にしたのが魔法学よ」
「想像力を化学の知識が助けてくれるわ、それに状況に応じた魔法を使う事が出来る用になるのょ」
「少し戻るとAにB変化する力の種類に、魔法も魔力を現象に変化する力として第5の力と言えるのよ」
クレア「魔法には、古くから属性と言う考え方が有るは、でも魔法学的には間違ってるの。」
「でも魔法が想像力に強く影響を受けて居るせいで、全くの無視も出来ないので、妥協案として幾つか考えられてるは。」
「最も分かりやすく、使い勝手が良いのがクレア理論よ」
アル「クレア理論てクレア先生が考えたんですか?」
クレア「そうよ悪い?」
アル「胸と一緒で、凄いです」
クレア「…………」
「後で来なさい」
アル「はい」
冷たい目で見るクレアにアルは満面の笑みで返事をした
クレア「ヤッパリ来ないでと言うか来るな」
クレア「どこまで話したのか、忘れそうになったわ」
「属性ね、まずノートに縦と横に線を書いて。」
「X軸方向に火の属性と水の属性がくるの」
火←→水
「火は燃えるイメージねだけど本質は物質の運動を上げる方向に働く力よ。」
「水は、物質の運動エネルギーを奪う力ね、物質は絶対零度までしか温度は下がらなくても、魔力的には無限に下げれるわ」
「Y軸方向には、風と土よ」
風
↑
↓
土
「風は気体や液体を動かす力ね」
「土は固体と液体を動かす力ね」
クレア「それに高さS軸が加わるは、光と影ね」光
↑
↓
影
「光はそのまま光を作るわ」
「影は言葉での説明が難しいの」
「光は更に聖に、影は邪に成るの、モンスターと動物の違いのもう一つの定義が、聖魔法、光魔法での治療が出来ず、影魔法魔、邪魔法で治療出来る物よ」
クレア「感の鋭い子は気が付いたと思うけど、S軸は命に関係する力とも言えるのよ」
クレア「そして、魔法の最大の特長は、魔力の物質化と時空間干渉ね。」
クレア「魔力の物質化はX軸とY軸に関係してるの、例えば魔法で水を出したりね。」
「時空間干渉は、S軸に関係してるの」
クレア「一気に話したけど参考程度に留めておいても良いは、まだ君たちには早い知識でも有るから。」
「後数学も魔法に直線関係なくてもジミ魔法のレベルアップになるから暇なら勉強しなさい」
クレア「明日からは、魔法訓練施設に集合する用にしてね。」
授業が終わり、食堂に出かけるアルたち
アル「魔法て難しいんだな、自信無くなってきた」
ミミ「アルはまだ良い、私はそもそも魔法に適性が無いんだぞ」
ナディア「まま2人ともそんなに落ち込まなくても良いですわ」
ナディア「確かにレベルの高い授業でしたけど、この学園は世界でもトップクラス、特に魔法のレベルが高いのですから、まだ学園に残ってるだけでも相当な物ですわ」
アル「それ、慰めてくれてるの?」
ナディア「単なる事実ですわ」
ミミ「ところで、今日は体を動かして無いから、みんなで型稽古でもしないか?」
アル「そのほうが夕食も旨そうだな」とのりのりのアル
ナディア「この脳筋どもときたら、仕方無いですわね、私くしが入らなくては、張り合いも無いでしょうから良いですわ」
グランドの片隅で、頭の中を空っぽにしたミミと初めから空っぽだったアル、そしてナディアで汗を流すのだった。
夕食のアメリカンピザとオニオンフライデザートにバケツアイスを食べ1日アルの記憶には、ビールが旨いただそれだけでした。
なかなか、この小説の最大の目的のファンタジーな食べ物と
ファンタジーな動物がでて来ない
(-.-;)
何でだ???