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卒業試験




川が勝負の行方を決めるとミミちゃんも判断したのだろう。



一気に走り川を越えて魚人を驚かした。



俺達の中で一番のスピードを誇るミミちゃんだからこそ出来た事だ。



勝負が見えたと思った瞬間とんでもない事がおきた。



ミミ「やはり、簡単にはやらせくれ無いか!!!」



魚人は自分の周りに水の結界をはり潜ったのだ



魚人「川の水だけが水じゃ無いんだぜ、魔法で大量に水を出せばこっちのもんだ」



流石にミミちゃんも水の中に飛び込む事は出来ない…………




アル「勝負が膠着状態に入れたか?」



ナディア「流石に楽に勝たしてくれる相手でわ無いですわね。」



アル「あれだけの水を出せば、魔力は殆ど残して無いはずだから今攻めるチャンス何だが、精神的に完全に飲まれたね。」



ナディア「あの状態で攻めるのは、難しいですわ。」


「わたくしや、アルみたいに魔法が使えたら攻撃に幅が出来ますが、ミミちゃんの強化魔法でわ厳しいですわね。」



アル「確かにね。」






ミミちゃんもどう攻略したら良いか悩んでいる。



何度かつこんて行くが、水の抵抗でスピードが殺され体力を消耗している。



捕まって無いのが唯一の救いだ。



もし捕まってしまえば、純粋に力で勝る敵にはかなわないであろう。




アル「随時長く戦ってるね。」



ナディア「スピードが出せない中でも、瞬間的に強化魔法で上手く逃げてますわね。」





何度目かになる仕切り直しに、水の結界から脱出した。



アル「目に輝きが増しているね、何がつかんだのかも知れない。」



ナディア「ええ、ミミちゃんの直感はずば抜けた能力ですわ。」




ミミちゃんは、結界の周りを素早く回ってタイミングを計っている用だ。



アル「いや、何か拾った?」



ナディア「そうですわね、2人が見間違ってる事は無さそうですわ。」




大きくジャンプして、真っ直ぐに飛び込んだ。



位置エネルギーを最大にしてそこからの、重力加速度を利用した高速の飛び込みだ。



水中で勢いが殺される事無く魚人を一閃に倒した。



ナディア「水中で勢いを

殺されない用に体を矢の用に伸ばして一気に魚人を打ち出しましたわ。」


水中から出された魚人はまともに戦う事も出来すぎにミミちゃんが買った。



ナディア「アル、やりましたわ、ミミちゃんの勝ちですわ。」



アル「すごかったね!!!」



周りを回る横の動きを警戒して、水の結界を横に広げたせいで、縦の結界が薄く成った用だ。



そこに垂直に飛び込んだのだ。





アル「ミミちゃんおかえりー。」


「最後はすごかったね。」



ナディア「ミミちゃん、おめでとう。」



ミミ「ありがとう、正直勝てないかと思ったよ。」


「最後は、直感に従って正確だった。」



アル「所で最後何を拾ったの?」



ナディア「それ、私も気になりますわ。」



ミミ「ただの石だよ。警戒するんじゃ無いかと思ってね。」


「私には、相性の悪い相手だったけど勝てて良かった、後は、アルだけだな。」



ナディア「アルも勝って下さいね。」



アル「ナディアちゃんとミミちゃんに続くよ。」


最後は俺の番だ。祭りとかした冒険者学園の卒業試験は大いに盛り上がって居る。



俺が戦う現役冒険者は、鳥人だ。



飛べないダチョウの鳥人でスピードがとにかく速い、パワーもそれなりに有りそうだ。










戦いは、完全に相手ペースに成ってしまった。



単純にスピードもパワーも向こうが上なのだ。



格上相手に良く凌いでいると、自分を褒めて上げたい。



希望は鳥人の体力が落ち、スピードとパワーが下がる事だが期待出来そうに無い。



アル「クソ~~~~笑いなが攻撃してきやがる。」



この笑いも何かの攻撃かも知れない???



少なくとも精神的にキツい。



遂に壁際まで追い込まれた。



俺は、ありったけの魔力で強化魔法の準備をした。



運を天に任せるしか無い。



鳥人もマックスのスピードで踏み込んジャンプした。



俺もそれに合わせて、溜めた強化魔法を解放する。








決まった。

鳥人は壁に激突して気絶して居る。



俺の勝ちだ!!!



見て居た人は、俺が何故勝てたか分からないだろう。



単に鳥人が馬鹿で自滅したのでは無い。



最後の踏み込みに合わせて、最大の強化魔法を放ったのだ。



鳥人は、全力の踏み込みが、俺の強化魔法で強化され凄まじいスピードで壁に激突したのだ。



ちと卑怯な勝ち方だが、勝ちは勝ちだ。



ブーイングの中、勝ちが告げられた。



ブーイングを収めるために、試合の解説を高レベルの冒険者がしてくれた。



おかげで、何が起こったか分から無かった人達の反応が拍手喝采へと変化した。



スピードとパワーでは負けたが、魔法で勝ったのだ。



多少卑怯でも、評価は下がら無い、冒険者が戦うのは本来モンスターとだからだろう。



おかげで仲間の元に帰れる。



アル「ただいま。」



ナディア「素人に分かりズライ戦いでしたわね。」



ミミ「強化魔法を敵に使う何て思わなかったよ。」



ナディア「魔法は、想像力で有り発想力ですわね。」


「分かる人には、高く評価されましたわ。」



ミミ「だからだこその解説だな。」



アル「ああ、あの解説のおかげで助かったよ。」


「みんな、これで卒業だね。」



ミミ「そうだな、濃い一年だった。」



ナディア「命を預けた初めての仲間ですわ。卒業しても一生仲間ですわよ。」



アル「忘れる事の出来ない仲間だな。」



ミミ「私は、この仲間以上の仲間に巡り会える自信は無いな。」



アル「若いおっぱい…………」








クレア「アル君、打撃なんか貰って無かったわよね?」


「まあ良いわ、それより卒業おめでとう。」



クレア「今回勝て無かった人も十分な評価を受けたわよ。」


「来年再試験を受けるか、卒業ランクを一つ落とすか選んでね。」



ガイ「今年は優秀な生徒が多かった、卒業ランクを2つ落としって卒業する生徒が居ないなんて初めてだ。」


「その分、中退する生徒は多かったがな。」



クレア「まあ、今年は死人が出なかっただけ良かったじゃ無いですか。」


「君達も卒業したからて言って安心して死んだりしないでね。」







卒業ランクを2つ落とすと、正式な卒業には成らない。


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