タンポポとクレア先生
俺たちは、新たな武器や防具を作って貰うために良い店は無いかとクレア先生のに聞きに行った。
クレア先生が誰かと話して居るが相手が見えない。
透明人間か???
アル「クレア先生、誰と話してるんですか?」
クレア「目の前に居るだろ?」
ミミ「え!??」
ナディア「透明人間さんですか?」
クレア「違うわよ。」
ナディア「変な、冗談はおやめ下さいませ。」
クレア「冗談では無く良く見てみよ。」
「そこにタンポポが居るだろ?」
アル「タンポポとお話し出来るんですか?」
クレア「このタンポポは特別魔力が強いのよ。話しが出来るほど強い魔力を持つのは稀ね。」
ミミ「良かった~お化けかと思いました。」
クレア「普段モンスターを相手にしてるのにお化けが怖いの?」
ミミ「少しだけですが」
と恥ずかしそうに答えた。
ナディア「モンスター化もして無いですわね。」
クレア「光属性なのよ、モンスター化はし辛いわね。」
アル「僕にはタンポポの声は聞こえ無いですが、何かコツが有るんですか?」
クレア「普通の人間には難しいわね。エルフの特有能力だから。」
「聞いた事位わ有るわよね。」
アル「有名な能力だから流石に知ってたけど初め見ました。」
クレア「強い魔力を持つ植物が長年かけてやっと喋れる用に成るのが普通だから仕方無いわね。」
「魔力をためるだけの植物では喋れ無いし。」
クレア「 タンポポで喋れる子は、私は他に知らないわ。」
「お昼寝好きのタンポポで名前は特に無いけど大事にしてあげてね。」
ナディア「名前無いのですね。」
クレア「所で何しにきたの?」
アル「忘れてました。(トゲトゲトカゲ)を倒したので武器や防具が作れる職人を紹介して欲しくて。」
クレア「それなら、ガイ先生に聞いた方が良いわよ、私より詳しいから。」
アル「わかりました。ガイ先生に聞いてみます。」
ガイ先生を探して聞いてみた。
アル「ガイ先生、俺たち(トゲトゲトカゲ)を倒したので、武器や防具を作る職人を紹介してくれませんか。」
ガイ「直接行くなら町外れに有るゴードンの武器屋が良いだろう。」
「あそこなら腕も確かだぞ。」
アル「お安いんですか?」
ガイ「安くは無いが、正当な金額だ。安くて悪い武器や防具では、安心できまい?」
ナディア「そうですわね。命を預けるのに妥協は出来ませんわ。」
ガイ「その通りだ。今の自分に有った物を選ぶんだぞ。」
ゴードンの店は町外れに有り独特の金属が焼ける臭いやモンスターの素材の臭いが入り混じった独特の臭いが有った。
ミミ「コレでは町外れに成るのは仕方無いな。」
アル「工場を備えると町中では無理だね。」
店に入ると考えてたほど品揃えが良い用には見えなかった。
店員「いらしゃい。」
「どんな物をお探しですか?」
アル「素材の持ち込みで武器と防具を買いに来ました。」
店員「持ち込みなのね。」
「親方を呼んでくるから待ってて。」
親方「待たせたな、素材の持ち込みだそうだが何を持ってきたんだ?」
「出してみろ。」
アル「ハイ、コレです、ゴードンさん」
親方「何で俺の名前を知ってる?誰かの紹介なのか?」
アル「僕達は、学園の生徒で、ガイ先生がに店を紹介されました。」
親方「学園の生徒たちか。」
「素材はコレだけか?」
ミミ「他に必要な素材が有れば教えて欲しい。」
「安くて良い物が欲しいからな。」
親方「ここには、悪い物など無い、ただ自分に有った物を選べば大丈夫だ。」
「ちゃんと調整もしてやる。」
ナディア「私達の装備の希望はこんな感じですわ。」
「何か必要な素材が有れば取って来ますわ。」
親方「そうだな。武器に関してはコレで十分だ、防具に使ってもまだまだ余るから残りはこちらで買い取る。」
「上を見てもきりがないからな、今のお前たちなら十分な装備になる筈だ。」
親方「出来上がりは3ヶ月後で良いのか?」
ナディア「ハイ、卒業までに出来上がれば大丈夫です。」
ナディア「コレで武器と防具の心配は無くなりましたわね。」
ミミ「アルは、鎧は本当に要らないのか?」
アル「足と腕を守れば十分だ。クレア先生からの報酬でレザーのハーフコートを貰えたからコレで十分だよ。」
ミミ「確かにアレなら十分な防御力が有りそうだ。」
ナディア「クレア先生の依頼て、冬休みですわよね。」
「まあ、コレで大きな装備品はみんな揃いましたわね。」
アル「そうなるね。」
武器と防具の作成依頼をして俺たちは学園に帰った。