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素材と食材???




冬休みも終わり日常へと戻った。



卒業後の装備品を今からある程度買い揃える生徒も多い。



当然安い時に買うのだが他に安く済ませれ方法として、素材を持ち込みして、卒業までに職人に作って貰ったりもする。



十分な期間が有るので安く済むのだ。



と言う訳で俺たちが倒せるモンスターの中で良い素材になりそうな物を考えなくてはなら無い。



単純に金属や鉱物の硬さや粘性には限界が有る、金属や魔石との相性と言うヤツだ。



アル「俺たちで倒せるドラゴン居ないかな~~~」



ミミ「ドラゴンは無理!!!」



ナディア「いくら何でもドラゴンは無理ですわ、ドラゴンが居る生息地に行くのも無理ですわよ。」



アル「だよね~。」


「たまたま弱って逃げて来たドラゴンが勝手に死んでるとか無いかな?」



ナディア「絶対無いですわ。」



ミミ「そんなラッキーは無いな。」


「だが、ドラゴンを倒したと言えば相当な名誉になるな。」



ナディア「国を上げてのお祝いに成りますわね。」


「とても現実的では無いですが。」



アル「だよね。」


「俺たちが倒せると成ると何かな?」



ナディア「(岩マジロ)(トゲトゲトカゲ)(爆弾蜂とその巣)(ドクロステン)あたりですわね。」



ミミ「(爆弾蜂)は無理が無いか?」

「巣の規模にもよるが季節的にも厳しいな。」



ナディア「そうですわね。季節的な事は完全に失念してましたわ。」



アル「一番手堅いのは、(トゲトゲトカゲ)か、この時期冬眠してるはずだから見つけば何とかなりそうだね。」



ミミ「見つけるのは大変だが、確実に一撃は急所を突けるはずだ。上手く行けば一撃で倒せる。」


ナディア「最悪でも、今の季節なら逃げ切れますわ。」



アル「決まりだね。」










こうして俺たち方針が決まった。



(トゲトゲトカゲ)とはその名の通りに全身に鋭いトゲが有るトカゲで平均個体で5メートルほどのトカゲだ。



軽くて丈夫なトゲは様々な用途で使われる。


金属を軽くて丈夫にする事ができ、鎧や剣などの素材にも使われる。



今回俺は剣の材料として、ミミちゃんとナディアちゃんは防具と剣の両方の素材として狙って居る。



一匹で相当数の鎧や剣が作れるらしい。









俺たちわ、トゲトゲトカゲの生息地に来ている。



天然の洞窟が幾つも有る場所だ。




アル「なかなか、居そうな洞窟は無いね。」



ナディア「無いですわね。」


「冬眠に備えて、大量の尿を洞窟の周りにするはずですから、その痕跡が残るはずですわ。」



ナディア「冬眠に必要なトカゲイチゴもこの辺りには多いはずですしポイントは悪く無いはずですわ。」



ミミ「条件は良さそうだけど簡単には見つからないな。」




しばらく山をめぐると、要約縄張りをしめす用に木にトゲで付けた傷と尿が白く固まった場所を見つける事が出来た。



アル「ここは居るね。」



ミミ「あぁ、」

「準備は良いか?」



ナディア「バッチリですわ。」



アル「こっちもOKだ。」



慎重に洞窟に入ると意外と高さが有り進みやすかった。



アル「完全に寝てるね。」



ナディア「予想道理ですわね。」



ミミ「大きさも申し分ないな。」




俺たちは急所に全力の一撃を加えた。



(トゲトゲトカゲ)は全身のトゲを逆立ってて抵抗するがやっとで。



冬眠中で十分に動け無いのと、急所に深く剣を刺せたおかげで、時間はかかったが、たいした抵抗もされず無事倒す事が出来た。



ナディア「やりましたわ。」



ミミ「倒せたな。」



アル「流石に生命力は強いね。」


「それよりコレ見て。」



ミミ「何か有るのか?」



ナディア「あら、トカゲイチゴですわね。」



アル「冬眠中のビタミン補給に干したトカゲイチゴを作るて本当なんだな。」



ミミ「乾燥してるのに、よくわかったなアル。」


「流石食いしん坊だな。」



アル「まあね。」


「野生の動物でも時折ドライフルーツを作るけど、モンスターが作ったのを見るのは初めてだ。」



ナディア「まさか、食べたりしないですわよね?」



アル「当然食べるよ。」



ミミ「食べるのか?」



アル「ドライフルーツと同じだよ。」


「一応魔法で綺麗にしたけど食べる?」



ミミ「要らない。」



ナディア「アル君1人でお召し上がり下さいな。」



アル「モンスターの肉は食べるのに、何でコレがダメなの?美味しいよ。」






それから、(トゲトゲトカゲ)を解体してそれぞれ封印魔法でカード化して持ち帰る。



当然トカゲイチゴのドライフルーツもカード化して持ち帰る事にした。





ナディア「間違っても、そのカードを他と混ぜないで下さいね。」



ミミ「私からもそれは、お願いするよ。」




…………

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