よい子のクリスマス
アル「サンタさんに逢える何て夢みたいだ。」
クレア「そうね。普通は一生に一度姿を見れたら良い方ね。」
ガイ「サンタさんの依頼で無ければ、あれほどの転送魔法を使う事は無いさ。」
アル「迷宮魔法の逃げるんですや潜るんです。以外の転送魔法て初めて見ましたよ。」
クレア「そろそろ部屋に戻りましょうか。」
アル「サンタさんの家でクリスマスを迎えるなんて夢みたいですね。」
ガイ「クリスマスにサンタさんが来ない唯一の家だと思うと淋しいけどな。」
部屋には、クリスマス料理を幾つも運んでくる、女性のドワーフがいた。
ドワーフは、まるでヌイグルミのクマにそっくりである。
縫い目まで有る用に見える、もちろん本当に縫い目が有るわけでは無いのだが。
動いて無ければ、プレゼントに配り忘れたヌイグルミが有る用にしか見え無い。
ドワーフ「皆様食事の準備が出来ましたよ。どうぞお召し上がり下さい。」
ガイ「ありがたい、頂くとしますか。」
クレア「おいしいそうですわ、いただきましょう。」
アル「どれから食べたら良いか迷いますね。」
楽しい夕食は、もちろんクリスマス料理だ。
メインは七面鳥のローストだがコレがデカイ、普通は最大でも10キロ程度の七面鳥が30キロは有りそうなのだ。
七面鳥はかなり臭いし肉の繊維も粗くボソボソして余り旨い物では無いが、この七面鳥はとてもジューシーで味も良いのだ。
アル「この七面鳥大きくて美味しいですね。」
クレア「本当に美味しいわね。」
女のドワーフ「あら、ありがとう特別な作り方をしてるのよ。」
クレア「出来た教えていただけますか?」
女のドワーフ「良いわよ。」
そもそもこの地域の寒さから身を守る為に大きく脂ののりも良い七面鳥が野生にいる、俗に言うワイルドターキーだ。
コレを綺麗に掃除して中まで良く洗うのがコツだそうだ。
詰め物も普通良く使うレバー以外に真っ白い肺を一緒にペーストにする。
肺は身に付けたままの物が有るが一度取り出さないと臭みが残る。
レバーと肺、バターに香辛料を入れペーストにして庭で凍らせる。
七面鳥も良く洗ったら、甘口の白ワインをベースにして、塩と香辛料をつけ寝かせておく。
ここで生ハムの用に軽く熟成させる事で肉に旨味がでる。
熟成したら、庭で凍らせていたベースを挽き肉み混ぜ玉ねぎ、セロリ、人参、マッシュルームを混ぜて七面鳥の中にしっかり詰める。
表面にバターと白ワインをしっかり塗り
30分毎にロースト皿に溜まる汁と白ワイン、バターを塗り全体が焼ける用に位置を調整して7時間ほど焼き。
2時間ほと冷ましたら美味しく成るのだそうだ。
冷ましてる内にソースを作れば完成だ。
アル「手間がかかってるんですね。」
「それだけの旨さは有りますけど。」
クレア「私には、難しそうね。」
ガイ「クレア先生なら出来そうじがの。」
アル「クレア先生、料理上手だし出来ますよ。」
女のドワーフ「手間そうだけど、時間がかかるだけで難しい事は無いのよ。」
楽しい時間は何時までも続いた。
アル「しかし、サンタさんか、ドワーフの女性と結婚してたとは、驚きました。」
女のドワーフ「?私の事なら違うわよ。お手伝いに来てるだけだから。」
「家の旦那たちがクリスマスに配るオモチャを作ってるのよ。」
コレには皆が驚いた。
女のドワーフ「魔法の袋に入れるオモチャは、一種類づつ入れたら良いけど、何も無い所からわ出せないのよ。」
「夢と希望を出すには、努力が必要なのよ。」
ガイ「努力の詰まったプレゼントか~~~」
クレア「感動するわけね。」
アル「負けてられないな俺も…………」