表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/50

夏休みのバイト

ついに夏休みだ、この間に魔法を強化してみんなに差をつけたい。


どうやら俺は、魔法と相性が良いみたいだ、クレア先生に相談してみる事にした。


夏休みに先生たちが居るかわらないけど魔法研究室に向かう。


魔法研究室に行くと、クレア先生の他にも魔法研究の先生が居る、研究者にとっては休みも余り関係が無い用だ。


アル「失礼します、」


クレア「アル君、何しに来たの?」


アル「夏休み中に魔法を強くしたいと思いまして、何がアドバイスだけでも頂けたらと」


呆れた用に

クレア「随分と来るのが遅いのね」


「然し魔法の強化は簡単じゃ無いよ、時間もかかるし教えて出来る物でも無いわ、アル君は素質は十分だからコツコツやるのが一番の早道よ」


?「クレア先生が誉める程の素質が有る子ですかな?例えば光魔法とか」


クレア「私は、誰でも誉めてるわよ」


アル「え~~~」


?「アル君て言ったね、光魔法に適性は有るのかね?」


アル「光魔法の適性は有りますよ」


クレア「この子は、光魔法だけじゃなく聖魔法の適性を示してるわよ」


?「ほほ~それは凄いな、夏休み中ワシの所でバイトするのはどうじゃ?」


クレア「タンタンおじ様初めからねらってましたわね」


タンタン「流石に分かるかハハハ」


アル「何をしてる方なんですか?」


タンタン「最もな質問じな、ワシは医者じゃよ。」


アル「青の教会の方でしたか」


「教会のバイトなんて有るんですね」


タンタン「ワシは教会とは関係無いんじゃ、冒険者から医者になったんじゃ」


クレア「アル君みたいにおじ様も素質が有ったのよ」



光魔法の治療が出来る人は1000人に5~7人ほど居るが、冒険者になるのは2~3人だ。


聖魔法の治療が出来る人は3000人に1人ぐらいでまず冒険者には成らない。


冒険者として治療魔法が使える用になれば、青の教会に移籍する冒険者も居る程だ。

アル「俺、聖魔法まだ使え無いですよ、光魔法だって生活魔法でしか使った事無いので治療に使えるかは分かりません。」


タンタン「攻撃に使うのなら出来るかもしれんが、いきなり治療魔法は無理じゃろな」

「聖魔法なら可能は有るがの。」



聖魔法での治療は非常に効果が高く光魔法では治せ無い、病気や怪我、毒などの治療に使え、死人さえ生き返る。


光魔法での治療はそれ程の効果は無い、手足を繋げる事は出来るが、生えては来ないのだ。



アル「俺なんかで約にたつんですか?」


クレア「アル君なら大丈夫よ」

「おじ様は、冒険者としては花の無い方でしたけど、治療魔法は一流よアル君の良い経験になるわよ」


タンタン「相変わらず酷い良いようじな、まあ良い」


「アル君、いきなり難しい治療をする必要は無いのじゃ、簡単な物からやれば良いのじゃ」


タンタン「クレア先生、すまんが連れてくぞ夕方には返すから」


アル「え、決まりですか」


クレア「決まりよ」

タンタン「決まりじゃよ」


タンタン「何も毎日じゃ無くても良いのじゃ、学園の生徒だし半分は剣術なり格闘術なりで体を鍛えたら良いのじゃ」



こうして拉致られた。


病院と言う物を始めて見たが、教会の治療室とたいして変わりは無かった。

薬草のスレな臭いと、なんとも言えぬ臭いがする、余り好きでは無い。




アル「タンタンさんは、クレア先生とどんなお知り合いですか?」



タンタン「ワシが学園の生徒だった頃から、クレア先生は魔法学の講師をしてたんじゃ」


「今と全くかわらぬすがたでのう」


アル「???クレア先生のが年上なんですか?」


タンタン「当たり前じゃろ。」



…………………




タンタン「アル君は、マッサージをした事は有るかね?」


アル「そりゃありますよ」


タンタン「光の治療魔法は高度に細分化された治療じゃ、再生魔法を増血魔法、麻酔魔法、血管再生魔法、臓器再生魔法、骨再生魔法、解毒魔法、殺菌魔法、などだ。」


「更に感知魔法で光の拡大感知魔法など多彩だ、それぞれの専門家が居る、聖魔法と違い、医療パーティーやチームで大きな怪我や病気に対処するんじゃよ。」


タンタン「冒険者は現地での治療、主に怪我の治療魔法と解毒魔法じゃな。」


「大きな怪我は無理じゃが、マッサージの要領で光魔法を使えば小さい擦り傷や脱臼の炎症を抑えられるんじょ。もちろん解毒魔法も始めてはそれでよい。」


タンタン「冒険者はのう、小さな怪我で命を落とす者も少なく無いんじゃ。」


アル「小さな怪我でですか」


タンタン「そうじゃ、小さな怪我から病気の菌が入ったり、いざと言う時に力が出し切れ無いのじゃ」

「大きな戦争をみてみよ、戦争で戦い命を落とすより、病気の蔓延で命を落とす者たちのがあくとうてきに居るのじゃ」



アル「知らなかったです」


タンタン「そうか、歴史には残り難いから無理も無いかもしれぬな。」



タンタン「ではここを任すとしゃうか。」


行ってしまった…


ここに来る患者は、腰痛や膝の痛みを訴える物など俺の初めての治療魔法でも対処できた。


手に治したい思いをのせ光魔法を発動させて、付属魔法の用に相手に伝えるのだ。


治したい思いは、患者と話してると強くなる、

たまに来る綺麗な女性ならなおさらだ。


方向性の有る魔法を使うのは疲れるがやりがいは有る仕事だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ