モンスターの巣
朝食に、長角ウサギの横隔膜と野菜を串に刺して焼く、スープは薬草汁だ
ミミ「串焼きとは朝から豪華だな」
ナディア「串焼きが豪華なんですか?」
アル「串焼きはそりゃ~豪華さ、村に居る時もそうそう食べれる料理じゃ無い」
ミミ「そうですよ、普通の家庭では、焼き料理は高級な部類になる」
「焼くと縮むからな、学園の料理が豪華過ぎるんだ」
ナディア「そうなんですか?」
アル「学園を卒業した冒険者は、この国なら準貴族に成る可能性が有るから、上流階級の習慣になれさせる目的も有るかもな」
ミミ「そうかも知れない、此の国に限らず冒険者の地位は高いし、学園には貴族も多いからな」
ナディア「そうなんですか、知りませんでしたわ」
アル「それより、食べようよ」
ミミ「私も、賛成だな」
少しリッチな朝食をたべた
ミミ「あの串焼きは旨いな、何か秘密が有るのか」
ナディア「確かに美味しくて癖になる味でしたわ」
アル「コツと言うか、モンスターに刷り込むハーブと塩をしっかり付け有るからだよ」
ナディア「そのわりに辛く有りませわよ」
アル「油と一緒に落ちるから、ちょうど良く成るんだ、落ちた塩と油はスープに入れ、スープの風味をアップしてる」
「だから、スープには塩を入れずに作ったんだ」
ミミ「良くそんな事を思いつくな」
ナディア「何か負けた用な気分ですわ」
アル「まあ、そんな事より、準備してあの巣を攻略しようよ」
アルの言葉に準備を整える、昨日の巣穴の周囲を偵察して恐らく空気穴以外には無く、出入り出来る場所は一カ所だけだった
作成を考える、
アル「中に入るのは、狭くて危険だね」
ナディア「ずっと中腰で戦うのは難しそうですわ」
ミミ「外に出た奴を一匹づつ仕留めてくか?」
アル「それも良いけど、一度に大量に出てきたら困るからな。」
ナディア「入り口が一つだし、入り口を固めて火を放てば煙りで倒せ無いかしら?」
アル「なる程、幸いにもマキの調達は用意に出来そうだし。
煙りを入れたら空気穴は塞いでいけば良いか。」
みんな、ナディアの意見に乗り気のようだった。
そこで準備をする、マキと枯れ草、それに生木を用意して、
巣穴をうめるように
枯れ草、マキ、生木をセットした。
アル「みんな準備は良いね、点火するよ」
アルは生活魔法で点火すると風を送り込む、ミミとナディアは、煙りが出てきた穴を埋めていく。
咽せながらもマキを足しなが二時間以上は仰いで巣穴に煙りを送った。
そのまま一時間ほど放置して中を調べた。
もし生きてるモンスターが突進してくるかも知れないので、リヤカーに木の槍をくくりつけ、前におしながら入る。
警戒した用な自体は無く、長角ウサギの死骸が13匹ほど一番奥に転がってたこれを回収する。
アル「流石に多いな」
ミミ「これは、一度売りに戻る方が良さそうだ」
ナディア「そうですわね、一度売ったらベースキャンプの位置も変えませんこと」
「同じ場所では、これ以上の成果は出ないでしょうし」
アル「みんなの意見に賛成だ、今から行けば夕方には戻れると思う」
急いで長角ウサギをリヤカーにのせて帰る、ベースキャンプも片付け、軽く昼食をとり先生たちの居る場所を目指した。
荷物が増えたせいか、考えてたよりベースが上がらない。
途中ツクツク帽子が居たので倒して更に荷物が増えた。
予定より幾分か遅れたが
先生たちの居る最初のポイントまで付いた。
アル「買取お願いしまーす」
ガイ「ほー薬草にモンスターか、随分な数が有るな」
「みんな良く頑張ったな冒険者カードに貯金するから出してくれ」
残念そうに
アル「現金じゃ無いんですね」
ガイ「こんな場所で現金貰っても仕方が無いだろ、せいぜい落とすだけだ」
クレア「この学園の生徒は何もお金持ちばかりでは何のよ、アルくんたちみたいな一般家庭の子も居るの。」
「そんな子達に夏休み前のお小遣いを渡す目的が有るのよ、現金じゃ直ぐ使ってしまうからダメなのよ」
ガイ「クレア先生、何もそんな事ばらさなくても」
クレア「あら、一番乗り気だったガイ先生が今更何そんな事ゆうの?」
ミミ「ガイ先生は、見た目あれだけど、優しいんですね」
クレア「意外ですが、優しいですよ、ヤッパリお年かしらね」
ナディア「私たちは、さしずめ孫てとこかしら」
ガイ「おいおい、いくら何でもそんなに歳じゃないぞ、むしろクレア生徒のが」
クレア「ガイ先生、私のが何かしらぬ~~~」
「良く考えてから答えていただこかしら」
絶対零度が暖かく感じる程の冷気が辺りを包み込んだ
ガイ「クレア先生のが、クレア先生のが優しいて言おうとしただげです、ハイ、間違いゴサイマセン」
アル「急いで次の冒険者に行こうか」
アル達は、急いでその場を後にした。
こんな時の空気の読めるメンバーの素早い動きでもう一度森へと向かった。