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濁った世界

作者: mana♪

この世界は濁っている。


都合の悪いことは、すべて黒い暗幕をかけられて暗闇へと葬り去られる。


人間なんて、所詮そんなもの。


自分のことしか考えられない愚かな者たち。


人生の有利な位置にいる者は、

勝ち負けを決めたがる。


自分の優越感に浸るためだ。


自分がいつか、敗者になりうることにすら気ずかずに。


そして、自分が敗者になったとたんに世の中を憎む。


くだらない。


こんな世界は消えてなくなってしまえばいい。


いっそのこと、私が世界を作ってしまおうか。


ダレも私のことなど見ていない。


私の存在を望む者などいない。


私はいつも、勝者に利用されて捨てられる。


勝者には、敗者の気持ちはわからない。


わかろうともしない。


面倒だからだ。


私のような

周りの者から捨てられ、ズタズタに傷つけられ、光すら見えなくなっている敗者なんかに媚びを売らなくても、自分の周りには人が集まるからだ。


だからなんだと言うのか。


勝者の周りに集まる者達も、所詮は1人で何もできない敗者たち。


群れをつくり、勝者にでもなった気分でいるだけだ。


なぜあんな者達が笑い、私が苦しまなければいけない。


私がなにをしたと言うのか。


私は勝者に踏みつけられて、価値の無くなった敗者だ。


だから私が新し世界を作る。


私のためだけにあるanother worldを。

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