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俺の神学校せいかつ

四月、真新しい制服に身を包んだ僕、ハルトは、少し大きめのローファーを鳴らしながら校門をくぐった。期待よりも不安の方が大きかった。中学校は、小学校とは何もかもが違っていた。教室を移動するたびに教科ごとに先生が変わり、授業のスピードは容赦なく速い。そして何より、僕の心を落ち着かなくさせたのは「定期テスト」と「部活」という未知の存在だった。幼馴染のタクヤに誘われるがまま、僕はサッカー部に入部した。小学生の頃に公園で蹴っていたサッカーとは違い、部活の練習は過酷そのものだった。グラウンドを何周も走り、泥だらけになりながらボールを追う。厳しい先輩たちの声が飛び交う中、必死についていく日々。筋肉痛でベッドから起き上がれない朝、僕は「どうしてこんなに苦しい思いをしているんだろう」と、自分の選択を後悔しかけた。最初の試練は、一学期の中間テストだった。順位がはっきりと数字で突きつけられる現実。思ったような点数が取れず、廊下に張り出された成績優秀者の名前を遠くから眺めながら、僕は小さくため息をついた。周囲の友だちが急に大人びて見え、自分だけが取り残されているような焦燥感に駆られた。そんな僕を救ってくれたのは、やはり部活の仲間だった。夏の大会を控えたある日の夕暮れ。居残り練習でシュートが全く決まらず、ゴール前で立ち尽くす僕の背中を、タクヤがポンと叩いた。「ハルト、お前最近、焦りすぎ。パス、ちょっとズレてるぞ」振り返ると、タクヤだけでなく、同じ一年生の仲間たちが汗だくの笑顔で僕を見ていた。「みんな同じだよ。勉強も部活も、きついよな」その言葉に、胸の奥のつっかえがすっと取れていくのが分かった。完璧である必要なんてない。みんな悩みながら、この新しい環境ともがいているのだ。それからの日々は、少しずつ色を変えていった。授業で分からないところは友だちと教え合い、部活では声を掛け合ってきつい練習を乗り越えた。秋の新人戦、僕たちの代で初めて掴んだ一勝の喜びは、これまでの辛さをすべて吹き飛ばすほどに熱かった。気がつけば、あんなにブカブカだった制服の袖が、少しだけ短くなっている。僕たちは毎日、失敗を繰り返しながら、確かに前へと進んでいる。中学校生活は、決して楽しいことばかりではない。それでも、ここで見つけた仲間と流した汗の分だ

け、僕は自分を好きになれる気がしている。夕焼けに染まるグラウンドに、今日も終わりを告げるチャイムが響き渡った。僕は言った「また明日が楽しみだ」

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