始まり
「あぁ~、早くワイルズ発売しねぇかな・・・」
そう呟く俺は「佐々木健太」
独身30歳のしがない自他共に認めるモンハンオタクだ。
モンハンシリーズは大体初期作品からプレイ済みだが、ここ最近はログインしても狩りたいモンスターもいないので、フレンドと集会場で世間話をして終わることが多い。
「別のゲームやってもいいんだけど、やっぱモンハンが一番しっくりくるんだよなぁ」
ゲーム内でのフレンドとのチャットに区切りをつけ、ベットに横になる。
時刻は夜の23:30
いつもは大体深夜の2:00くらいまで遊んでいるのだが、今日はフレンドが明日仕事が早いとのことで早めのお開きになっていた。
いつも遅くまで起きているせいか眠気はない。明日も仕事ではあるが寝る時間としてはまだ早い。
「そういえばこの間、実家に帰った時にPSP見つけて持ってきたんだよな」
確か入っていたソフト「モンスターハンターポータブル」
初期作品のPSP版になる
今どきのモンハンはなんでもかんでも便利になりすぎて初期作品は鬼畜仕様に感じるが、
逆にそこが良いのか昔のモンハン作品をyoutubeで上げる人多い。
「時間もあるし、ちょっとやってみるかな」
10年ぶり以上ぶりの起動なるが、PSPはしっかり起動した。
もちろんバッテリはー死んでいるので充電しながらのプレイになる。
「このロード画面懐かしいな~、セーブデータはどんな感じで終わってたっけ」
若干ワクワクしながらセーブデータを確認する
「あれセーブデータないじゃん、どうなってるんだ?」
セーブデータがないことに困惑するが、かなり長いこと起動してなかったし、
メモリーカード壊れたのかな?
「少しプレイするだけだし、新しく始めるか・・・」
やっぱりやめようかなと思う気持ちを抑え、俺はキャラクリを始める
デフォルトのキャラクターがまず表示されるわけだが、そこに違和感を感じた
「あれなんか俺に似てね?」
このイケメンでもなんでもド平均という顔に見覚えがある、似ている俺に
「え、怖っ・・なにこれ・・・」
そんなことを思っていると画面の中のキャラクターが動き出す
確かこれはモーションの中の「手を振る」だったかな
画面唖然と見つめていると、奇妙な感覚に陥る
なんか吸い込まれてね?
「あ、あああああ・・・」
俺はPSPの中にまさに「吸い込まれた」のである
誤字脱字あったらすみません。
普通の人がモンスターハンターの世界入り込んだらこんな感じかな?
という流れでやっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。