慈しみの雨、悲しみの雨……
こんなにお空は晴れているのに
こんなに天気は良いのに
雨は降らない……
雨が降って欲しい?
心が乾いているの……
慈しみの雨が降って欲しいの
ひりひり痛む心に
慈愛の雨が降って欲しい
でも
それは
本当は悲しみの雨
心は傷を負っている
その痛みの雨
だから悲しみの雨なの……
ある人の言葉に
傷付いてしまったの
意図的ではないと思う
でも
心は痛んだ
仕方ない
そうだね……
わたしだって
誰かを知らない内に
傷付けているのかもしれない
そんな時は
カラカラに乾いた心に
慈しみの雨が降って欲しい
例えそれが
悲しみの雨だろうと
降って欲しい
日なたに咲く花が望む様に
慈愛に溢れた
一滴の雫を
わたしに
ください……
お読み下さり、本当にありがとうございます……。