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レッツ調合!

 見方によれば(いや、見方に関係なく?)、過激ともとれる表現があるので苦手な方はブラウザバックを推奨します。ギアス荒地をもとに戻す薬品をレイアが作ったとご理解頂ければ、先の展開を読んでいただく際の障害はありませんので……

「なんで私が……」


 不満げな声を上げながらも、レイアはテキパキと用意をする。まあ、クロードさんから頼まれれば、技を習っている彼女としては従わざるを得ないよな。


(ジーナさんとリィナでギアス荒地で作物が育たない原因を調査して、レイアと俺でそれを解消する薬品を作る……完璧な計画だ)


 ちなみに要になるのはレイアだ。魔将星の力を考えれば必要な薬品は未知のものか、恐らく簡単には手に入らないもの。最高レベルのアルケミストであるレイアでしか作れる可能性はない。


(まあ、レベルアップで獲得したスキルとかはほぼ把握してないけどな……)


 強くなることが目的のレイアにとって、生産職のスキルは優先度が低い。〔アシッドボム〕のような攻撃魔法でさえ一部確認していた程度なのだ。


(まあ、ソードマスターを獲得するまで試行錯誤したせいで、やたらとクラスが多いってのもあるけどな)


 ちなみに下級クラスはLv50、上級クラスはLv75で成長が止まる。Lvが100に近づいてるレイアは既にアルケミストとしては最高Lvなのだ。


「で、何をしたらいいの?」


 ……最高Lvのアルケミストのセリフじゃないな。


(クロードさんに頼まれて渋々引き受けたと思ったら、全部俺任せなんだもんな……)


 何とスキルやその使い方については全て俺が理解してレイアに指示することになったのだ。


(自頭は良いくせに“私じゃ理解できない”って、絶対やる気の問題だろ……)


 まあ、見ているうちに面白くなったのは秘密だが。


「まずは……」


 作るのは土中にある瘴気を浄化する薬だ。かなり調合難度の高い薬品だが、レイアのレベルなら何とかなるだろう。


「えっと……まずはこの緑の葉っぱと赤い緑を潰して混ぜるのね。えっと……〔クラッシュミキサー〕!」


 バリバリ! ゴウゥゥ!


「レイア、もうちょい弱く……いや優しく!」

「もう、注文が多いわよ」


 無茶言うな! 調合は繊細な作業なんだぞ! もっと慎重に……


 パリィィン!


 ほら、言わんこっちゃない!


 モクモク……


(何だ、このピンクの煙は?……〔超鑑定〕!)



◆◆◆

 

 ペナルティスモッグ

  調合失敗時に出る煙。吸い込むとステータ

 ス異常を引き起こす。素材のレア度と失敗の

 具合によって受ける効果が変わる。


◆◆◆



 な、何だって!?


「レイア! 吸うな!」


 俺はそう叫ぶと急いで息を止め、窓を開けに走る。ヤバい、一体ステータス異常が……


 ガチャ


(よし、開いた!)


 煙は直ぐに晴れていき、窓を開けると完全に消え去った。


(ふぅぅ……これで安心)


 全く……もっと気をつけてやってもらわないと


(しかし……どんなステータス異常だったんだ?)


 自覚症状はあまり……いや、頭が少しぼうっとするかな……


(あ、ステータスを開けば分かるか……)


 いや、それよりスキルで治療した方が早い?  だが、今後のためにもどんな効果か知っておいた方が……


「フェイ、私……」

「レイア……?」


 レイアの様子がおかしいな。調べてみるか。


(〔超鑑──)


 その瞬間、俺の視界が入れ替わった!


(一体何が……)


 というか、体が上手く動かない……ペナルティスモッグの効果か!?


「私……体が熱くて」


 ん? ……オイオイ!


(何で服を脱いでるんだよ!?)


 制止したいところだが、レイアは俺に馬乗りになっているため、身動きが採れない。


(くそっ、……レイアに何が!)


 再び〔超鑑定〕を使うと……



◆◆◆



レイア<剣聖>

Lv  96

Hp  11236

Mp  3830

Str  2272

Vit  1893

Int  1524

Mnd  1719

Dex  2229

Agi  2366

luk  1802


スキル

〔高速連撃〕

〔風刃〕

〔辻斬り〕

〔剣鬼解放〕

〔練気〕

〔居合の達人〕

〔心頭滅却〕

〔絶剣〕new!

〔剣•刀攻撃力アップ:特大〕

〔剣•刀装備時回避率アップ:特大〕

〔戦闘時移動速度アップ:特大〕

〔クリティカル発生率アップ:特大〕


スロット

〔クラッシュミキサー〕

〔調合成功率UP〕

〔調合成功率UP:大〕


状態異常 : 魅了



◆◆◆



 み、魅了……だと!?


「ねぇ……私、変なとこないかな……」


 真っ赤な下着だけになったレイアがそう聞いてくる。おかしい? いや、そんな格好がおかし──


(いや……おかしいどころか)


 暴力的な胸元の膨らみにそれとは相容れないほどの腰のくびれ。更には……


(か、考えるな!)


 俺は鋼の自制心で平常心を取り戻そうと──


 むにゅ……


 え?


「……触って……確かめてくれない……?」


 いやいや、何言って──


(というか、俺は今何を触──)


 レイアは俺の腕を取り、下の方へと滑らせていく。


 脇腹、


 腰、


 そして………


(〔ピュアフレッシュ〕!)


 俺は無我夢中でスキルを使った!

 読んで頂きありがとうございました! 次話は来週月曜日の朝7時に投稿します! ただ、テンションが高まったら早まるかも! その時はご容赦頂きたいm(_ _)m 


 何? ブクマ登録しているから大丈夫ですと?


 ありがとうございます!


※大切なお願い

 皆様のブクマやポイントが執筆の原動力です。「あ、忘れてた」という方がおられたら、是非御一考下さいませ( ´◡‿ゝ◡`)

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