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69話:決死の緊急調査!王都の奥地に人食いを追え!




・・・・・・・・・。


おはよ〜ございま〜す。リョウ君で〜す。


・・・いえ、おはようございますは時間的におかしい。ド深夜なのでこんばんは〜。

寝起きドッキリのテンションでお送りしておりま〜す。


我々一行は、ジビエ食い亭というジビエ料理の一切出ない、食事も美味しい宿を拠点としました。

女性陣は6人部屋へ。あっちの世界では6人部屋は珍しいが、こっちの世界ではパーティーが6人までなので、至って普通の部屋である。


そして僕は1人部屋です。

リッチにも1人部屋ですよ。この男女関係なく6人部屋にパーティー全員が泊まるっていうのが主流の世界で、広々とした部屋に1人なんですよ。



そう1人。寂しいよ1人。寂しかろう1人は。

アノールに来るまでの道中の宿でも、ずっと1人にさせられてきたのさ。

一体誰がそんな事を・・・そう、言うまでもない。あの女神様さ。


女神様は人間というものを分かってないよ。

人間は孤独には耐えられないのさ。

眠れない・・・ひとりの夜は寂しい・・・。

あぁ、どうすればいい?孤独を感じない為には人間はどうすればいいと思う?

友達に電話する?お気に入りのDVDを見る?

そうだね。どれもいい方法だ。


でもね、それは出来ないんだ。なんたってここは異世界だからね。

ここは魔物の蔓延る世界。常に生命の危険と隣り合わせな世界で、そんなハイテクなモノは無いのだよ。


だったらどうするんだい?

魔物との戦いは、精子を掛けt・・・生死を賭けた戦いなんですよ。

そうすると人間ってもんはね、生存本能とか刺激されるじゃん?生存本能ってのはね、子孫を残すとかそういう事じゃん?



もうお分かりだろう諸君。

孤独を感じない為に人間がする事。魔物との戦いで昂り、HOTな身体を鎮める方法は一緒さ。


そうさみんなッ!XXXさッッ!?

血湧き肉躍る愛と欲望のツープラトン!今宵、初めての共同作業といこうじゃないか。仕込み刀が1本だけだと思ったかい?残念じつはもう1本あるのさ。リョウ君のリョウ君がおなごの精を啜りたいと嘆いておるわ。




・・・そう、あれはタマティーの町の宿に居た時であった(回想)

ここで私は、ロリさんの部下であるガチムチ兄貴の1人に接触した。

その目的はただ一つ・・・アノールの大人のお店事情を聞き出す為である。


パンツ姿でレスリングをしてそうな見た目に反して、そのガチムチ兄貴はもっこりサービス店が好きであった。

兄貴はいやらしい笑みをを浮かべ、「なんだ?そんな場所に興味があるのか?」とからかうように言ってきた。


だが次の瞬間。ガチムチ兄貴はいやらしい笑みを止めた。

それは何故か?そう。私も兄貴に負けない位のいやらしい笑みを浮かべていたからだ。

ウブな童貞をからかい、先輩風で私に店を紹介するつもりだったんだろうがそうはいかないのさ。

君のいる場所は私はすでに三千年以上前に通過している。


悲しいよね。もう私達は、あの初体験のドキドキした気持ちは味わえないのさ。

だが私達は人間。血の通った人間さ。味わえないからといって歩みを止めていい事にはならないだろ?

だから私は進む事を止めないのだ。また新たなドキドキを探しにいけばいいじゃない。キミにはその手助けをしてもらいたいのだよ。


私が指を鳴らすと、宿の店主が酒とジュースを持って来てくれる。

なんとも粋な演出だ。何の打ち合わせもしてないのに。ていうか盗み聞きしてたなこの店主。


そして私と兄貴、何故か宿の店主も入ってきて乾杯し、アノールのオススメ店を教えてもらったのだ。

一頻り猥談に花を咲かせた後、「後で感想を聞かせてくれよ!」と言う2人と別れ、部屋に戻ったのであった・・・。


・・・店主は無理だよ。タマティーなんて戻って来ないし。ていうかレベル高い店ばっかり紹介しやがって。なんだあの変態・・・・・・




世界最大級の都市、アノールの歓楽街は想像よりずっと上をいった。

あっちの世界に戻ってしまったのかと勘違いしてしまいそうな、綺羅びやかな街。楽しそうに騒ぐ人々。夜中だというのに眠る気配はない・・・。

パイマーンに居た時は、典型的な中世ヨーロッパをベースにしたファンタジーの世界だと思っていたが、やはりここは幻想(ファンタジー)の世界だな。僕のゲームなどで得た知識で、考えてはならないのだ。


・・・だからこれは・・・そう!調査せねばならない!

これは!あの・・・あれだ!貧困調査!?貧困調査なんですよ!!


僕の夢は、せっかく来たファンタジーの世界を満喫すること。その為にはこの世界の事をよく知る必要があるのだ!

さっきも言っただろう!?あっちの世界での知識など当てにならないのさ!

この世はファンタジー!謎が謎を呼ぶ摩訶不思議ファンタジーアドベンチャー!!

宿屋でゆっくり寝ている場合ではない。つかまれようぜゴールデンボール。世界でイッとースリルな秘密ぅ・・・!?


その謎を解明すべく、私はアノールの奥地へ向かった………………






「リョウ。何処に行くの?あたしも行く。」


部屋の扉を開けると・・・僕の部屋の前には、何故が笑顔のカティが立っていた。


「・・・駄目だ、危険だ。」


あぁ、僕のバカ。何で咄嗟に危険だとか言っちゃうかなぁ。


「危険なところに行くの?だったら尚更1人で行っちゃダメ。」

「いや、護衛にイム連れて行くし。」

「イムちゃんはあたし達の部屋でオシリ出して寝てたもん。はしたないからちゃんと教なきゃダメだよ!」


そんな事僕に言われもさ。年頃の女の子が尻を出して寝てても、おう!もっと突き出しやがれとしか教えてやれないよ。

というか尻を出して寝てるイムの方が気になるから見に行きたいんだが?



「・・・むぅー!そんな事今はどうでもいいの!あたし知ってるもん!!リョウ、エッチなお店に行く気でしょ!!?」


何故バレたし。

この馬鹿に気取られたというのか?この私が?


・・・いや、そんな事はない。

誰かから教えてもらったに違いない。いったいどこの女神様なんだ・・・。興味無いとか言ってたクセに余計な事言いやがって。


「・・・そんな事はない。これはな、カティ。調査だ。謎が謎のままだと僕は眠れない。朝と昼以外しか眠れない。」

「ダメッ!!ルナ様が、リョウはよく分からない事を言って逃げようとするけど、騙されちゃダメだって言ったもん!!」

「なんだよ、カティはこの私が信用出来ないのかな?」

「今日はもうリョウの言う事なんか聞かないもん! ・・・そ、それにさ。エッチな事が、したいなら・・・あたし・・・あたしが、してあげてもいい、よ?」

「は?おととい来やがれ。」

「な、なんでぇーーー!?すっごい勇気だしたのにーーーーーーー!!!」


余計な事を言うだけに留まらず、余計な知恵まで入れられているらしい。

フッ。だが私はそんな言葉に踊らされるような童貞サクランボボーイではないのだよ。

私の求めるものはこんなものではない。こんなパッパラパーとケツ出しスライムなどでは決してないのだ!

求めるは・・・そう、プロ。その道のプロのおねいさんのみ!!


こうしてはいられないのだ!

こうしている間にも、営業時間(ラスト)は迫っているのだ!いざ鎌倉ァッ!!?



なにやらショックを受けているカティの脇を華麗にすり抜ける。

さすが私だ。ここ一番でこの動き。私は本番に強い男。誰も俺を止める事は出来ぬのだ!


「!!? だ、ダメ、リョウ!!行っちゃダメッ!!!」


しかしそこは腐っても勇者。もっこり力全開の私のスピードに軽々とついて来やがる。


それでも・・・それでも私は諦めぬ!!倒れなければまだ終わりではない!!

このパイマーンのダンプカーと言われたこの私が!こんなところで負ける訳にはいかぬのだ!!

おおおおおおおおお!!!もっこり力!フルッパワああああああああああああ!!!!!


「ぐぅ・・・!?な、なんて力なの!?リョウが成長してて嬉しいけど、こんな事で見せないでよーーー!!!」



「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

「んぎいいいいいいいいいいいいい!!!!!」


ウオオオいくぞオオオ!リョウ君のもっこりが世界を救うと信じて…!

ご愛読ありがとうございました!





◆◆◆





・・・・・・・・・負けた。


もっこりの敗北である。

みんなの期待を背負って戦ったエロのパワーは、馬鹿()の勇者の前に倒れたのだ・・・。


不甲斐ない・・・。

風俗街(アルカディア)は目の前にあると言うのに、手が届かないのだ。

勇者によって自分の部屋(牢獄)に戻された私は、このまま閉店(地獄)を迎えるしかないのか・・・。




・・・・・・いや、まだ手はある筈だ。

私の部屋の前で見張っている勇者を欺き、アルカディアへと到達する方法が。


・・・おそらくだが、馬鹿(カティ)を手玉に取るのは簡単だろう。

今から扉越しに、あらん限りの愛をささやくのだ。さっきはごめん、本当に愛しているのはカティだけだと。

するとどうでしょう?発情したカティは僕の部屋に入って来るだろう。

そこを私の捕縛術で亀甲縛りに・・・する前に、勇者の腕力で押えつけられ童貞を散らされるだろう。

朝目覚めると隣には産まれたままの姿でシーツに包まるカティ。ジビエ嫌いの宿の店主にはゆうべはおたのしみでしたねと言われ、ゲス女神に全力でからかわれる最中もカティは頬を赤らめ子供は3人欲しいねと呟き、そこに突然現れるホムト君はネトラレ耐性が無かったので身体中の穴という穴から体液を吹き出して死んでしまう。パイマーンに無事に帰って来た我々は病める時も健やかなる時も永遠の愛のうんたらかんたら誓わされて幸せな家庭を築き仲睦まじく暮らしましたとさめでたしめでたし・・・・・・




・・・うん、そうだな。この作戦はなしだ。


そんなリスクの高い事しなくても、もっと簡単な作戦がある。

カティが部屋の出入り口を見張っているなら、窓から出ればいいじゃない。

窓が無いホテルなんてある訳がない。やはり所詮は馬鹿。こんな常識的な事にも気付かぬとは、竜王征伐など出来る訳がないわ。

ロープをベッドの足に結びつけ、既に準備は完了。

あばよとっつぁん。



かの名高き怪盗の孫のテーマソングを頭の中で流しながら、無駄にカッコつけて窓を開けた。

表通りはあんなにも綺羅びやかなのに、この部屋の窓から見える景色には光が一切無かった。安全を確認するため身を乗り出し、下を確認する。


よく見えないが、何も無さそうだ。



・・・・・・そう思った時であった。

誰かが僕を見ている気がした。


・・・・・・いや・・・いる?

僕のすぐ上に?・・・いや目の前に?


今、僕は下を確認するため、下を向いている。

そして、この顔を上げればすぐに何かが居る気がするのだ。

ここは3階だ。そんな事はあり得ない。宙に浮く事が出来ないとそんな事は出来ない。

この世界には魔法がある。宙に浮く魔法もあるだろう。

だがカティではないと思う。どこにでも現れるルナ様にも可能だろうが、ルナ様がこんな登場するとは思えない。


・・・この恐ろしい感じはなんなんだ?

僕の直感が魔法のたぐいではないと言っている。

言うなれば、そう・・・これは悪霊の屋敷に似ている。


一度思考がそうなってしまうと、もう止まらない。

誰も居ない筈だと自分に言い聞かせているのに、僕を呪い殺そうとする怨みのこもった眼差しにずっと見られている。

今度は首の後ろに何かが当てられている気がしてきた。冷たくゾワゾワとする何かで、少しでも動くと僕は死んでしまうのだろうか。

もうルパ○三世のテーマ'79は当然流れていない。僕の心臓の音だけがけたたましく警鐘を鳴らしている。




僕は思い切って、顔を上げた。

なんとそこには・・・・・・青白い薄明かりに照らされた、逆さまの美女の顔が・・・!!?


「うおおおオオオオオオッ!!!?やっぱりメイコじゃねーーかッッ!!!!」


ああああああ!!!マジビビッたあ!!!?

なんなのこいつぅ!!僕の部屋の窓で何してんの!?


「・・・あんた、何してんの。」


それこっちのセリフなんですが!?

何で逆さま!?あれか?やっぱりスパイダーマン意識してんの!?君らの部屋2階だろ!態々登んな!!


「メイコこそ外で何してんだ!?早く寝ろ!!」

「あんたが大人しく寝れば、私も寝れるのよ。」


メイコがそう言うと、脇に控えていたオニビダマ達が窓の扉を閉めてしまう。

・・・結城さん達まで出しやがって。あの青白い光は結城さん達の体の光だったか。


そのままメイコはスススーっと上に昇って行く。

恐ろしい蜘蛛女だ。まだ僕を上から監視するつもりらしい。






・・・・・・はぁ〜。

たかが風俗行くだけじゃねぇか。何でこんなに本気で止められなきゃだめなんだよ。

正面も駄目。窓からも駄目。この部屋の外に通ずる場所をすべて押さえられてしまっている。

正直、打つ手は無いな。出入口が使えない以上、朝まで監禁されているようなものだ。


・・・こういう時ってどうすればいいんだろうね。

物語の主人公は牢屋に閉じ込められたりした時にどうやって脱出するっけ?

・・・そういや僕も経験あるんだよな。あの時はカティとリタが・・・・・・



・・・そうか!?仲間だ!!

主人公がピンチの時には仲間が助けてくれるのがお約束ではないか!!

だがしかし、僕が風俗に行くことを味方してくれる奴が果たして居るのだろうか・・・?



・・・・・・ふふ、ふふふ。いい事を思いついた。

味方が居ないのなら、作ればいいのだ。

どこから作るのか?それは・・・敵から奪えばいいのだ!!


『・・・こちらスネーク、聞こえるかルシル?』


2階の6人部屋に居るルシルに念話を送る。多分これくらいの距離なら届く筈だ。


『・・・・・・いけません、ご主人様。私も反対でございます。』

『馬鹿者!体内通信をしている時はスネークと呼べと言ったろ!!』

『その呼び方は絶対に止めろとセリスに言われたではありませんか!?』


むむむ、そういえばそうだった。肝に銘じよう。

しかし、開口一番反対ですときたか。当然の事だろうが、私は諦めんぞ。



『ちょっと寝る前に話がしたかったんだ。いいだろ?』

『それならば構いません。』

『カティはどうだ?仲良くなれそうか?』

『ご主人様の幼馴染みの方なら、当然仲良くいたします。』


・・・あからさまな含みのある言い方だ。


『・・・僕の関係者じゃなかったら、仲良くしないと?』

『いえ、エカテリーナ様は素敵な方だと思います。・・・ですが、女神様やセリスはそうではごさいませんので。』


な〜んだ良かったぁ・・・。


・・・いや、良くねーけど。

カティは全然OKだけど、ルナ様とセリスは仕方なく嫌々で仲良くしてやってるって事だもんな。


『・・・そうか。ルシルには苦労かけるな。』

『いえ、ご主人様が悪いのではございません。』


裏を返せばルナ様が悪いのだと言っている。

多分この会話は、ルナ様は盗み聞きしていると思うのだが・・・脱線してしまうが、いい機会だしこのまま聞いてみるか。



『ルシルよ、何でそこまでルナ様を嫌う?ルナ様が何をしたんだ?』

『・・・ご主人様はオシリ戦争と言い伝えられている戦いを知っていますか?』


・・・そこまで因縁深いのか。

やれやれ、聞いたはいいが面倒くさそう。


『知ってるよ。人間と魔族との戦争だろ?』

『はい。オシリ王国を舞台に、魔族と人間の凄惨な戦いだったそうでございます。』

『・・・結果は、勇者オルダタ率いる人間側の勝利。6代目の魔王は封印されたんだっけ。』

『封印の事まで知っていらっしゃるのですね。一般的には倒したと語り継がれているそうですが。』


おっと?口が滑ったか?

まぁいいか。ルナ様と一緒に居るくらいなんだから、このくらい知ってるのも不思議じゃないだろ。


『そりゃルナ様に教えてもらったからな。』

『・・・そうでございますか。では女神様が、人間側の味方をした事も知っていらっしゃいますね?』

『知ってるよ。クラス盗賊だったオルダタを勇者にしたんだろ。』

『・・・!!? な、なんですかそれは!?どういう事でございますか!?』


おっとぉ?また口が滑ったか?

いやまぁ大丈夫だろ。ルシルはもうこっち側の魔族だし。


『オルダタのクラスを選び直したと聞いている。そのおかげで人間側は勝てたんだってな。人間側に味方したってのはこの事じゃないのか?』

『・・・それは初耳でございました。成る程、流石は女神様でございます。恐ろしい力をお持ちでございますね。 その、ご主人様が仰った事も含め、女神様は人間側に助力を与えたのでございます。これがどういう事なのかご主人様はおわかりでしょうか?』


どういう事かって・・・


『・・・魔族の味方はしてくれなかったって事か?』

『そうなのですが、そうではありません。本来、女神様の御立場ならば、人間側にも魔族側にも助力をしてはいけない筈でございます。』


あーそういう事か。特定の者に特別な扱いしないってやつね。


『確かにルナ様は常々言ってるよ。人類に特別扱いしないって。同じ人類同士・・・この場合は同じ世界に住む者同士か。あんたらで勝手に解決しろってよ。』

『ですが女神様は人間を助けました。天界から成り行きを見守り、世界の均衡を保つ事が女神様の役目だと聞いております。』


・・・そうなんだ。初めて聞いたわ。

世間では・・・というか魔族の中では、女神様はそういうものだと思われているんだな。

聞いたって言ってるけど誰からだろう?魔王とかかな?


『均衡を保つのがルナ様の役目だってんなら、オシリ戦争で人間の味方をしたのは正しい判断なんじゃないか?人類に勝ち目は無かったらしいし、戦争を仕掛けた六代目魔王は強い能力を持っていたんだろう?』

『・・・しかし、余りにも魔族側ばかりが損な役回りをしています。現に今でも女神様は、魔王様に人間に敵対する事の無いようにと仰っております。 魔王様はご主人様の次に偉大で聡明な方でございますのに、女神様は魔王城にお越しになる度に、小馬鹿にした態度を取って・・・。』


・・・う、う〜ん。目に浮かぶようだ。

こればかりは女神様に成り代わり、謝罪の言葉を送るとしよう。



『すまないな、うちの女神様が。ルシルには本当に苦労かける。』

『いえ、本当にご主人様が悪いのではないのです。』

『そっか・・・ありがとうな。』

『いいえ、そんな・・・。』

『・・・戦争なんか、なければ良かったのにな。』

『ええ、そうでございますね。』

『そうしたら、もっと早くルシルとも逢えてただろうにな。』

『ご、ご主人様・・・・・・!?』



『・・・・・・なぁ。ルシル?』

『は、はい!!』

『ここから出るの手伝ってくんない?』

『駄目です(冷静) 我ら従魔が全力で阻止させていただきます。』




・・・・・・駄目だってよ。

下心がバレてしまったので、その後はルシルに話し掛けても無視されてしまった。


・・・はぁ。もう寝るわ。

ご愛読ありがとうございました・・・。




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