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東方颯録  作者: レオン
第1章 永遠の満月〜eternal-fullmoon〜
6/14

目覚めと反撃

輝夜side

「何故だ!?貴様はさっき…」

「うるさいな…」

「颯…あんた気絶したはずじゃ…」

流れる涙を拭くこともせずに颯を見つめる。

「あんだけじゃ気絶しないよ…それよりも輝夜少し離れとけよ…」

そう言うと颯は敵をキッと睨みつける

「お前はここで…」

刀を構える…

「ははは!!面白い!いいだろう!!もう一度立ち上がれぬように完璧に殺してやろう!!」

「言っとけ…」

「貴様…どこから刀を…?」

「今からやられるやつに教える意味はないよ…」

「グッ…貴様!!」



颯side

さっき聞いた声…どこか懐かしい気が…けどそんなことを考える暇はない。対話した時に俺の能力を思い出した。色々考えるのはこの場を切り抜けてからだ…

「まずはその手だ…貰った!!」

敵の攻撃の軌道を冷静に判断した俺は刀を使い受け止める。

「ほう…少しはできるか…」

「まあな…」

一旦離れると魔力の弾をいくつも放つ。

「あまいわ!!」

すべて切り落とされる…が

「ひとつは仕込めた…」

「なにをいっグハッ!」

敵が横に吹き飛ぶ

「言っただろ?仕込めたって…」

この能力の使い勝手はかなりいい…

「本気でいかせてもらおう…」

「ッー!!」

みぞおちに膝を入れられる…速い!!

「どけ!!」

「ガッ…」

顔を思い切り殴られて思わず意識飛びそうになる…

「貴様はここで終わりだ!!」

刀を首に当てられる…

「颯!!」

「安心しろ…輝夜…貴様も実験が終わったら同じところに送ってやる!」

この言葉を聞いた途端に俺の意識は急激に覚醒する。

「死ね!!」

無理やり体の向きを変えて刀を使い受け止める。

「少し油断しすぎだな…」

「なっ…これは!?」

あいつの周りに歪な空間が浮かんでいる…

「それは俺が開いた亜空間さ…俺の能力は亜空間を操る程度の能力…簡単に言えば亜空間と現実を行き来することができる…」

「こんなもの!!」

あいつは亜空間を切ろうとする…が

「切れない!?」

「そうゆうことだ…切ったくらいじゃなくならない…」

「クソッ!!」

「そろそろ終わりだ…」

展開しているすべての亜空間から霊力と魔力の弾幕を放つ…

「グワァァァァァァァァ!!!!」

「ふぅ…終わった…」


輝夜side

ガクッと地面に膝をつく…

「颯!!このバカ!無茶して…」

「さすがに少し疲れたよ…」

「お疲れ様って…颯!?」

急に意識を失う…まさか!!

「颯!!」

「落ち着きなさい…過度の緊張と怪我のせいね。」

振り向くと永琳が立っていた。

「とりあえず部屋に連れて行って静かに寝かしてあげましょうか」

永琳が颯をおんぶする。

「あれ?そう言えば月の使者は…?」

「全員追い返しました。だから助けに来たんですけど…いらない心配だったみたいね…」

永琳が後ろの颯を見る。

「心配なら姫様添い寝します?」

「なっ…/////」

顔が赤くなると同時に熱くなる…

「冗談ですよ?」

永琳がにやけながら言う…

「わ、分かってるわよ!!/////」

「でも労いの言葉くらいはかけてあげてくださいよ?」

そんなの…

「当たり前よ…」

東の空が紅くなりつつあった…激戦の終わりと今日の始まりを告げるために…

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