夏休み直前
「わかんねーよ!お前は鬼か!朱音!」
「うるさい。黙って、この問題を解きなさい。」
今、私は、私の家で、涼とお勉強会を開いている。
なぜこんなことになったかって?
よし。それじゃあ、回想モードにしてみよう。苦情は作者に申し上げるようにw。
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あれから3カ月が過ぎようとしていた。
そう。7月下旬になり、もうちょっとで夏休みだっ!って時にあるのがテスト。
涼とは、メル友となり、毎日のようにメールをしている。
最近の話題は、やはり「テスト」。
涼とのメールでは、お互いのいつも、取ってる点数について話題になった。
自慢ではないが、私は、正直に言うとテストで、70点台後半以外は取ったことがない。
…と言うか、悪くて70点台後半、良くて80点台後半。普通は、80点台前半という成績だった。
だから、涼とのメールは、真面目に驚いた。
だって…。「普通で、30点台かなー。勉強、教えてよー。」
あいつ。馬鹿だったのか!?
仕方ない…。教えてあげよう!
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そんなこんなで、
今に至ると…。そんな感じだ。
しかし、まぁ、大丈夫か?涼は。
「ぎゃははははw」と壊れている。
んー…そうだっ!
「ねー?涼。もし、テストで50点台以上を取れたら…どこかに遊びに行こうよ!」
釣れるとは思ってないが、言ってみた。
すると…。
「まじで!プールがいい!よっしゃー。頑張るぜ!」
…釣れた。それと同時に、真面目になった…w
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テストが返却され、まぁ私はいつも通り。普通だった。
涼は、メールで報告をくれた。
「主要科目=5教科、全て60点台b」
うわお。やればできるw。人って。
夏休みまでの日にちを指折りで数えながら、そんなことを考えていた。
そう。夏休み。この期間。ここからが本当のお話の始まりだった・・・。