誰?
リビングに入ると、やっぱり母以外に2人お客様?が。
そしてやっぱり女性と、男子。
「おかえり、そして…久しぶりねぇ。朱音ちゃん」
お客様であろう、女性から声をかけられた。
「朱音、この人はあたしの従姉。由良よ。」
と母。たぶん、誰だろうって思ってるのが顔に出てたんだろうな。
「そうなんだ…。あっ、こんにちは由良さん」
と挨拶はしておく。
「全く、しっかりお姉さんになってるわw」なぜ、爆笑されるのだろうか。
「由良ww爆笑しすぎよぉwあはははっ。」…母まで…。
ってか、それより、そこにいる男子は誰?私の知り合い?爆笑してないで教えてよっ!
「あっ、そこの男子は私の息子。涼よ。あなたと同い年のはずよ?」
由良さん…。息子さんの年ぐらい覚えておきましょうよ…。
「…。高1?」と突然聞かれる。
「あっ。うん。えーっと…。高1です。」
「なら、俺と同い年だ。で、お前のはとこ。よろしくな?朱音…だっけ?」
名前を忘れられた…。
「うん。朱音です^^どうぞよろしく。涼」
呼び捨てでよかったかな?
「あぁ!よろしくなっ!」
大丈夫だったみたい…。
「お母さん。荷物、上に置いてくるね~」と声をかけて、リビングを出る。
仲良くなれるといいなぁ。「はとこ」かぁ…。
って思いながら、階段を上った。