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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
北の大地
99/900

こんなんじゃ嫌だよ

こんなんじゃ嫌だよ

貴方と一つになれたらいいのにな


夕陽が傾いて寒くてしょうがなくなった頃

痺れを切らした私は貴方に抱きしめてと言った

「出来ない」それが貴方の答えだった


苦しくなる事もわかってた 

貴方が彼女の事愛しているから

でも貴方の顔を見ていると愛しくて

感情が溢れ出しそうで怖かった


言葉にするのも手を繋ぐのも


どうして男と女ってすれ違いばかりなの?

仕組みが違うからなんて説教どうでもいい

パパとママが愛し合って私が生まれたけど

今私は吹雪の中で凍えそうです


貴方でなくてはいけない理由も

私が大勢の中で孤独を感じる不条理も

どうしてだか分からないから


どっかに百科事典があってその知識の濁流に

飲み込まれる少年の熱心さも冬になれば冷めていく


帰り道寄ったマクドのポテトだって揚げたてなのに

友達の思いやりのない上辺だけの会話に冷めた感じがした


季節が巡り人は老いていく

思い出も置き去りにしながら

写真だって信用できないの

ココロからの笑顔だって誰も証明できないから


私はただ悲しい 私はただ悲しい

壁に寄りかかってメソメソして

布団の中で携帯握りしめて

今日が終わるの


涙が枯れるまで泣いて


こんなんじゃ嫌だよ

貴方と一つになれたらいいのにな

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