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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
北の大地
98/900

神様の慈悲

私が私でいなきゃいけない理由があるの?

かなぐり捨てたい 自我も心の存在も


私が私で無くなっても傍にいてくれる

そんな保証が欲しくて


辛いけど我慢して貴方の足跡を辿って

声にならない声を振り絞って貴方の名を呼んだ


何もかもを許してくれる神様の慈悲

貴方は言葉を無くした廃人へと向けるような微笑を

私に贈った


この世界はどうして始まったんだろう

ただ苦しむ為 嗚咽を漏らして涙する為


そんなんじゃない 私たちは幸せを

平凡な生活を 誰にも邪魔されず密やかに

送るために ただそれだけがさっき言った神様の慈悲


どうでもイイ人ならこんな苦しくないよ ただ捨て置くだけ

今私はラジオのリスナーのように

名前を呼ばれるのをドキドキしながら待っている


こんな気持ちを恋と呼ぶのなら私は盲目の幼子でいい

それならばかなぐり捨てたい 自我も心の存在も


悩んで悩みぬいてそれでも答えが出ないのならば……

いるかいないか分からないけど神様の慈悲にすがってみよう


全ての創造主 地球という蒼い星の中で一粒の胡椒コショウの私に

「答え」を提示してくれるかもしれない 惑う雪虫の私に

ただ一つの真実の存在へ 集え 啓示を授かるために


私の自我は心は・・・貴方の欠片の集合体



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