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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
北の大地
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MY LONELY POEM

凍てつくような寒さに打ち震え

毛布に包まる 


人ごみの中のため息は儚く白い

昔夢を見ていたんだ

偉くなりたいと


でも気恥ずかしくて馬鹿だから

将来の夢 「サラリーマン」って書いた


卒業の時期は薄汚れた残雪が無残で

それでも歓びに打ち震えていた


お別れが悲しかった 友情のリンクは

儚かった


GET YOUR DREAM 頑張れ

僕も頑張る


今は安アパートで

凍てつくような寒さに打ち震え

毛布に包まる 


しかしいつか羽ばたきたい

力の限り 汗を絞り出したい


夢は叶えるものだと知っているよ

だけど夢の中で夢を見てそれで叶うなら

楽だけど現実っていうのは考えれば考えるほど

迷宮 螺旋 底なし沼 崩れ落ちる城


ヒロインの登場をご都合主義で待っている

バス停で 飲み屋で 美容室で


でも声はかけられないんだ

寒すぎて声帯が震え声が出ない体感

やばい やばい 愛の才能知らないKnow!


夢は大きく持ちたいものだよ

たとえ辿り着けないとしても

金銀財宝 

珠玉の織物に身を通しNEW WORLD

BRAND NEW MYSELF


この曲知ってる!って思ったら何だか

勇気が湧いてくる 懐かしくて泣けてしまうんだ

涙はすぐ凍り付いてしまうのに


革命の日は 白い雪原に 日の丸印の

血の花が咲く 薔薇のように氷結するのに


その花を鼓舞するように周りを周りを

2・26 踊れ踊れ ワルツを 僕と一緒に

ワルツを 氷上の白鳥に成りすまして


凍てつくような寒さに打ち震え

毛布に包まる 


人ごみの中のため息は儚く白い

昔夢を見ていたんだ

偉くなりたいと


今は家計簿が笑いながら燃えている

貯金通帳の残高0 暖もとれない


I am lonely.

I am lonely.


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