私の最高の友達
生きている事って綺麗なままじゃいられないよって
あんたが教えてくれたよね 私は無力だったから無垢で
あんたは強かったから 誰よりも汚れ切ってそれでも笑ってた
いつかそんな風になれたならななんて背中を追い続けていた
私には私の考えがあり例えルールからはみ出しても仕方ない
そういう事に気付けて良かったと思う
私達はもっと自由で良いんだ
背中の白い翼を 胸の中の黒い弱さを
隠さなくてもいいんだって
そう思ったら少し気分が軽くなった
あんたは逝っちゃったけど 私あんたの言った事全部覚えてる
それくらい そうだねえ あんたが好きで尊敬していたのかな
夢はいつか終わるよっていつも言っていたね それはいつまでも若くいられない
その程度に私は捉えていたけれど 違ったみたい
本当の意味は誰も自分に目覚めて本当の自由と愛を知る事が出来る
その点でみんな平等なんだよって背中を押して貰えてるんだなって
きっと私達は 目的を叶える為じゃなく それはいつか消えてしまうから
きっと私達は 目的を見つける修行の旅 それはいつも死ぬまで続くから
胸に抱えられる荷物は 誰も同じ ただその色は 誰も違う
平等って事は 同じでそれでいて違う個性を見つける為の旅
そう人生はいつも先の見えない旅なんだ あんたが残した物
この心臓に飾られた永遠の宝物 生きているんじゃない生かされているんだよって
あんたの最期の言葉は 今も私の人生の標だよ
あんたは私の最高の友達だったんだね 死生一如 運命論に浸っていたくないから
私は歩いていく 私は頑張って いつか 夢を終えるまで 夢を見続けるんだろう