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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
お言葉
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君はその魂を対価に何を願う?

消えたいなんて冗談でも言わないで

お願い 僕は大袈裟に言えば若者全て愛しています

泣かないで でも泣いてもいいよ 涙は心の波だから


君は何を願う 

この不条理な世界で何もかもが不要な世界で

天使にでもなるかい?過去の汚れを全て洗い落として


もう戻れないとしても足掻けばいいのさ

人間綺麗なままでなんて生きていけないしそんな必要も無い

誰にでもただ一つ宿るソウル 売る事は出来ない魂も楽しい

そう思えればきっと幸せ さあ願いなさい 生きたいと 死にたくないと


僕等はみんな心の一部をどこそこに置いてきてしまったと 老いてしまったと

嘆くけれどそんなの初めから決まってる事じゃん 丸いのはこの蒼い星だけだ


全てを内包してしまう方法は自殺の空砲だ 怪気炎上げたって一円にもならず

そんな事考えてるくらいなら 朝からスルメ肴に焼酎呑んでる方がよほどマシ


ポロポロ流して来た涙は君の道標 帰る道を照らし出す希望 

死と言う名の救済は見えていても触るな ババを引かされるだけだから


きっとみんな力を合わせてこの世界を変えようと頑張っているのさ

何もしていないだけでも 二酸化炭素を吐き出して愚痴っているじゃないか

それだけでも立派な物だよ 天使を汚すのは気持ちいいからね ほらまた嘘吐いた


有り得ないほど孤独に思えても ギリギリのところで救われている

君は 人を殺したいなんて思わないだろ?そんな事しても何の意味も無いし

それなら自分を殺した方が なんてね 大丈夫 覚悟は無いから ただダラダラ


無意味な事が意味のある事 

暴論を言うなと言われそうだけど君にとっての救いって何?無いでしょ

その時点で人生に意味を求める事は 神に祈りを捧げる事みたいに無意味


悲しくなったら口笛を吹きながら チョコレートでも食べなさい 甘い物は

心を癒してくれるから


今時男子とか女子とか分けるの古臭いよ 付いてる物が違うだけじゃん

みんな同じだよ 仲間が沢山居ても 孤独からは逃れられない だったら

自分を見つめてご覧 ほら魂が見えた 生きている事 それは魂を燃やす事

常に 朱い血の色を 淡い思い出に 透かして ほらお腹が空いて来ただろう?


泣き虫な君に 贈るのは癒しじゃなくてホールのケーキとダージリンだと思う

さあ騒ごうぜ 僕等には叶えられない望みでも 痛ましくない むしろ微笑ましい

誰かが希望を叶えるんじゃない 君自身が希望となるのだ 魂は焔となりて人を越えていく

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