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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
お言葉
888/900

鬼哭啾啾

宿星が落ち

魂が泣いている 惨々たる有様に


争いはいつも醜く 何も産みやしない

私も泣いている 喉張り裂けそうな程叫んだ

どうしてなんだ 

不幸の種を私の田園に撒き散らされたみたいに

眠れなくて 辛くて 死にたくなって

ハグする相手も居なくていつも一人ぽっちで

こんなの生きているって言えるの?


私の宿星が落ちる時永遠の眠りにつけると思うと

嬉々として毒物を体に取り込んで悪いと思わない

だってみんなそうしてるよって言い訳を並べてさ

外に出れば白銀 前なんか見えやしない氷の世界

この冬を越えられたら何か新しい事を始めてたい

何かドデカい事をやらかしてみたいそう思うけど 

無力なこの両手で誰を救えるというのだろうかと

どうやって信じた夢を掴めるというのだろうかと 


誰かの死を看取る事 その悲しさをその虚しさを

味わい続けても見えない涙の本質を捉えられたら

きっと自分の死も見えてくるだろう その時まで

タイトロープを恐怖と苦しさの中脂汗掻きながら

渡っていくのだろう 生きていくのだろう でも

辿り着く先に何があるか分からないのに生きる事

まさに鬼哭啾啾 生きても死んでも救いは無いか 




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