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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
サヨナラ
875/900

終わりの刻

ホントは君を抱き締めたかった

蚕の糸のように絡み付いて離したくなかった


君には言えなかった 僕が癒えない傷 沢山ある事

存在を証明出来る物なんて何も無くて無明の静けさの中

ただ泣いていたんだ


「恋」 書いてみても 切なさが雪の様に積もる夜には

ただ自分勝手な考え方は 空の境界線に見つめられて壊れる


終わりを待ち望んでも いつ来るか分からない 図らずも

記憶が曖昧で 人生とか大袈裟過ぎて ちっぽけな命守る術も知らず


今 朦朧とした意識の中で 白昼夢を見ている

始まらなければ終わりも無い ただ眠りの中で苦しみ覚えた


儚い花に 自分自身を投影し 吹き抜ける風の中 寒さ堪えていた

全てが夢ならば 生きている事もむべなるかなと 白むさやけきも 


囁いてくる 幻聴から勉強したならば 無理やって聖なる槍になれるのか

終わりの鐘がなる 首が 離れる 瞬間に 恐怖を覚えていたけれど

後悔と 口外出来ない罪の前 終わりの刻を迎える それはきっと救いなのだろう


誰しもが 夢を見つめて 流れ去って行く 僕の記憶 既得の物では無い事

思い知らされたならば 天国にでも行けるのかも知れない ただそれは人の知る所では無い


恐ろしい夢が繰り返されるこの世界で生きていく事 

強くそれを思って故に散った花に 悔やみと痛み覚えるけれど

最終的には答えなど誰も弾きだせない 生きている事に意味なんて無いから


ただ安らかに それが一番難しいと遅すぎるけれど気付いたんだ 

終わりの刻に 宇宙を見出すのは ただただ悲しいよね


君を愛しているから 怖かった 逃げ出されるのではないかと

それも運命だとしたら 処断されるのも自殺もいつか訪れる不幸な結末だ

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