872/900
駅前通りエトランジェ
懐かしの昭和初期
恋に落ちた二人はエトランジェ
路面電車がカタコト走る
ブオーンと音を立てて車走り出す
舞う花びら みんな日本人の誇りを持って
戦う そんな日々に地味に忍び寄る麻薬毒
文豪が集うカフェでコーヒーの香りを楽しめば
二人浮き立って踊り出すのさ ぎこちないリズムで
駅前通りエトランジェ 銀河を走る星達よ
何も変わらないまま 語りかけてくるその輝きは
僕等の恋を祝福している様で いつまでもドキドキ
きっと素敵な 月の宝石に 愛されて エトランジェ
夢の中で逢瀬を重ねて 恋に冒された エトランジェ
星空は綺麗で 空気が美味しかった
見逃してはくれなかった隅田川が僕等を夢の国へと誘う
男と女の悲しみは 強く惹かれあいそして弾けて飛んだ
聖なる戦士になりたくてもサヨナラが怖くて愛が竦んでいる
恋の異邦人 路面電車カタコト 駅前通りエトランジェ