悲しみの森 静かなる森/3000
へたくそですね。ええ、へたくそ。
へたはくそです。
悲しみの森を抜けると
耳が痛いほどの静寂
急に頭の中に浮かんだイメージは
三千年後 緑化計画の政策の偽善
金もうけ 向こうに見えるオアシスは
黄金色 しかし奥底は土石色・・・
神は私たちをもう愛していないのだと悟った
お前たちには美しい水よりももはやインフレでも
デフレでもない原始の石貨幣がお似合いだと
仰るのだろう
神は☓の先の交点にいらっしゃると言う
東京大学卒の天才から学んだ
それの名前は忘れたし彼の知識も敬わない
精神科の先生は自殺したい気持ちが消えただけよかったね
と仰るが付き添いのお兄ちゃんはひたすら性交の喜びだけを
語るので少々辟易だったがもっともらしい人間の自然な営みだろう
その中まで その仲間で
静かなる森で 泉で身の穢れを落とし木々の擦れる僅かな音を
オリヒメにして 彦星は一夜の快楽に勤しんだ 鳥は逃げて行った
時間軸ははちゃめちゃだった
息着くのはため息だけで 西暦2012でも3012でも変わらない
地球滅亡説は私たちは怯えないし脅かす存在でもない
ひたすら幻覚の中 視覚に入ってくる虫が気持ち悪く
振り払おうとするが それは現実のものでは
なかった
私はひたすら女に謝る 私はひたすら女に謝る
縁の前に膝まづく 死ぬのは僕だけでいい
悲しみの森で 静かなる森で 3000