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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
サヨナラ
867/900

人間漸々失格

結局何も出来なかった

いつだってそうだ 悲しみに暮れた顔

正義だの悪などと叫んだ日々遥か遠く


一人きり キリキリ舞 迷いの中 森の中

何の為に産まれて来たのか分からないまま

僕はリアリスト 死を語る死神 嫌われて


病んだ心 降りやまぬ黒い雨 死んでいる

いっその事もう終わりにしたい 質素倹約

爪に火を灯し 残った金は呑み代に消えて


教科書に掲載された 人生警告音BB煩い

何の為に僕は戦うのだろう 眠れない夜


雨に冷え 風に飛ばされて 雪原の中に日の丸

ダダイズムじゃない でも自殺する権利はある

君宛てに遺書を書いたよ 何も悔やんでいない

疲れ果て 心神喪失 生きる事に希望が無いの


人間漸々失格 ただグッドバイ そろそろ導火線に着火

空砲の残響は幸福の調べ いつかやるんだ その方が楽


愛も憎しみも紐で縛って 僕は自分の首に縄をかけた

生きていて欲しいなんて言われた事も無く


また来世で会いましょう  

その時は二人純粋な恋に殉死出来るかな?

戦いは僕が死んだ後も続く 読み継がれていく物語にも潤いは無い


こんな形の人生も 悪くないんじゃない? 

死にたがりの世界の中でも太陽は暗く沈む


ただ安らぎと不安の中で いつまでも続くと 

そう思っていてはいけないよ 数えてご覧よ 


明日太陽が昇らなかったら 自分自身にサヨナラ

涙なしでは語れない人の世の悲しさよ消えてくれ



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