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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
右も左も
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どうせ一人ぼっち

孤独を味わい尽くせ さすれば毒じゃなくなる

どうせ死ぬときゃ一人ぼっち


ならば今から慣れときゃいけないだろう

特に寂しさも感じない 自由を謳歌 冬の厳しさすら


明日の事は誰も知らない

どんなスペシャルなイベントが待っていても

前夜 昇天しても別におかしくない


猫の様に 孤高 悪くないよ

熱いお風呂にさっと浸かってお酒を少し嗜んで

枕は変えるな 眠れなくなる

身体は火照りから寒気みたいに体温調節

明日 天気になれ


孤独を味わい尽くせば 人に優しくなる

野菜の様に 精魂込めて自分を育てる


楽して生きたって苦しく生きたって

終着点ではみんな心からの笑顔で迎えてくれるから

何も怖がる事は無い 何も強がる事も無い

自然体で臨めば相手も心を開く


忍耐 辛抱 細胞が沸騰するような

恋をしてみたい

片思いの面白さに気付いたなら

もう恋愛マスター 天才アクターの様に

女性を虜にしたならば


やる事は一つ 早すぎも遅すぎもしない今なら

君に伝えられるだろう この大切な僕の気持ち


感じろ 心閉ざす前に 諦めんな

誰もが誰もたった一人明けない夜に涙して

誰もが誰もたった一夜の醒めない夢に歓喜して


そんな毎日があるのなら 一人も悪くない

そろそろ疲れたならば そっと目を閉じ

今日にひたすら感謝 生きている それだけで素晴らしい

そして心いつも潤いを忘れず 逞しい身体一つ

敵地に乗り込んで 破壊していく 全ての過ちを


いや男と女の過ちを待ち望んでいるのなら了解

散会する前に電話番号聞きだせ 孤独な男には

オーラがある 黒い服に身を包んだならば

闇と孤独溢れる都会の街に繰り出せば退屈すら消滅するから


一人の味を知ったなら 酒も美味い

恋だって眩く輝きだすから 悪くない


君だって一人だろ 僕だって一人さ

抱き合っている瞬間だって寂しさ募る事もあるのよ


それが大人の流儀 脱ぎ捨てられない最後の下着

孤独を噛み締めたならば 忘れない ビールの様に泡立ち

いつか消えるのだから 今は不確かな 正しさの前にピンクヒール


悪役だって演じきって見せるさ



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