午後4:20分のムーンライト
月光に照らされて
僕等の仕事は終わる
帰路に着いた途中に気が付いた
こんな早い時間に月が昇るなんて
綺麗なペコペコリン
悩みなど吸い込まれそうで
太陽も良いけれどささくれだった心には
月光は優しい
こんな晴れた日にコンビニにしか出かけないとか
どんだけニートよって思う事もあるけど
僕には僕のやりたい事があるから
カッコいい僕は秘密だらけ
今 新たにその秘密を打ち明けたい女性の登場
でも変に思われたら嫌だからもうちょっと待つ
あの月が沈んだらまた憂鬱な朝だ
朝陽はギラギラに尖る訳でも無いけど目には優しくない
月は美しく母なる存在
海水の成分から我等は産まれた
遥か昔 聴こえるだろうか その息吹
呼吸は鎮まり だが宵の口には微かな不安が忍び
僕をたまらない気持ちにさせるんだ
そんな僕でも やって来れたから 誇らしいと思う
もし僕を支えたいと言う女性がいたら僕は赤ちゃんになる
それくらい青梅のように未熟でミジンコみたいな奴でも
恋くらいしてもいいよね
あの子もこの子もって八方美人
女には興味が無いとうそぶいて八方塞がり
ただ抱き合って眠れる夜があるなら
君の髪を優しく撫でて おでこにキスしたい
月がそっと見守る中 僕と君は何かを捨てて痛み誤魔化す
もう二度と掴まえられないと知っていながら
満月の夜には 大胆不敵に君を食べてしまおうか?
そんな勇気あったら きっと僕は まあ満足するんだろうね
だけど母の苦しみを思うと踏み出せなくて
大人しく苦悩を臼歯ギリギリ言わせながら 傷つけない 傷つかない
その距離を探す それだけで 良いんだと思わなきゃ
午後4:20分のムーンライトはまるで君の輝き