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僕等は渡り鳥に焦がれて
渡り鳥は
何処までも飛んで行くのさ
生き残るために
とかくこの世はSurvival
信じる物の為にStill Alive
大空を飛び交う 渡り鳥
うつろう季節 寒さ堪えながら
命 連綿と繋いでいくために必要な事
逃げ出す訳じゃない 春に向けての餞
渡り鳥は 決まった場所に何時までもいられない
僕等人間も諦めたくないから 心は動いていく
座ってるだけじゃ何も変わらない
勇気を出して再起を計る
心も身体も冷たい風に曝して 感じるんだ
36℃の心細さ 零下の氷河
苦悩という異能 忠敬の思考
だからこそそんな風に記録していくことが大切なんだ
日記でも家計簿でも肉親の誕生日も 忘れない為に
渡り鳥は この地から 遠い異国の地へと 旅を続ける
それは憧れ 翼を持たない人間は 飛ぶ鳥をただ見つめる
イカロスも凍てつくこの冬ならば空も飛べたかもしれない
僕は粉雪舞う中で 一人空を見上げていた