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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
せいしんぶんれつびょー
83/900

救済のための一滴

吉岡秀隆さん(ALWAYSの茶川さん)の月という曲からインスピレーション受けて

書きましたー。

いつからか悲しみを知り大人という猿になり

顔は無表情でいつも暗く沈んでいる


狂った車輪が僕を飲み込みバラバラに

飛び散った肉片をカラスが不味そうに喰う


そんな夢を見た


浅い眠りは恐怖に絡め捕られ真夜中家中の電気を

つけて安心 でもお日様が昇るまではと気が気でない


人も世の中も怖くてでも世の中というのは人の集合体だ

と結論づけるも見えないアサシンが常に背中に張り付いているようで

冷や汗が止まらない


下衆どもが週刊誌を読んでまことしやかに悪口を飲みながら語り始め

上にいる人間の足を引っ張る そんなことが日常茶飯事で

笑っちゃうくらいNEWSというのは嘘ばかり


音楽はイケてる面かイケてない面かで分別されもう余っている

映画は外国人の独壇場で恋人達のデートスポットで

マンガはどっかで聞いたような話ばかり


退屈で死にそうです もう古井戸の腐った水に映る顔は不細工で

気持ちが自分で悪くなるほど


こんな世界いらないと思っても消えるのは僕の命の方だ

だってその方が軽いから


僕は殺人鬼の心理を分析する あれは狂気ではないのだ

正確に言えば闇 狂気とは?と問いかけ鏡を見てみても

希望という名の光が見えない


満月の夜 僕は正気を一瞬だけ取り戻して答えを導く

いつか消えてしまうとしてもこの世に降りてきた天使たちは

すくすくとひまわりのように光り輝いてほしいと

ささやかに願う まるであの空の遠い星へ電話をかけるように


いつからか悲しみを知り大人という猿になり

顔は無表情でいつも暗く沈んでいる


狂った車輪が僕を飲み込みバラバラに

飛び散った肉片をカラスが不味そうに喰う


そんな夢を見た


苦しくて泣いても誰も助けてくれない それを知ってまで

流す涙はきっと僕の救済のための一滴なのだろう

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