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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ゲンテンカイキ
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好きなら好きと言えばいいのに

もう守る物なんて無いだろ


好きなら好きと言えば良いのに

妄想ばかり膨らませて境界線が見えない


教会の鐘が鳴る 僕の心臓の様に

夏から始まった片思い 

パーテーションの隙間から射し込む陽に照らし出された君の顔はまるで天使で

自分がいい歳のオジサンだという事も忘れてアタックするけれど


自分に自信が無くてダメだなぁ 


恋の歌を歌うのも辛い ぎらついた目も忘れた訳じゃない

けれど 上手くいかない物だよ 女性はやっぱり僕にとっては難しい

そんな誰もが越えて来て 夫婦になっている現実を見ているけれど

収入のロクに無い男の現実も分かってる


彼女が振り向いてくれたら 有閑な詩人なんて止めて

勇敢に人生に立ち向かうのか? そうじゃないよな


僕は詩を書くのが好きなんだから こだわらず曝け出せばいいのに

勇気が出ない ダンゴ虫の様に丸まって アルマジロの様に丸まって

布団の中で丸まって 尖っていたロックの心もいつか忘れちまうんだろうな


守る物なんてもう何一つ無いから 君だけを守りたいのに

好きなら好きって言えばいいんだよ フラれればすっきりするさ

それだけの経験くらいは僕も積んできた そのつもりだからね


人生一度きりなんだから 恋の花が咲いたら 楽しめばいいのさ

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