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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ゲンテンカイキ
822/900

僕の事を忘れないで

我が儘なお願い

僕が何時か死んでも忘れないでいて


好きででもいい

嫌いだっていい


僕も何時までも顔も名前も忘れない様に

努力するから


誰しもが灰塵に帰すとしても 遺影すら無くても

僕は僕の生きている間は真摯な気持ちで忘却に逃げない

心が焼却されたとしても


冬の冷たい風が 僕らを氷漬けにしていつか解凍されて

蘇る 今は夢物語 でもいつかきっとと


僕は漫画も読まないから TVも観ないから

つまらなくて 無骨で それでも少しでも人に優しくありたい

僕の人生も君の人生もたった一度限りの聖戦だからぶつかり合う

それも運命だからね


我が儘なお願い

僕がいつか歳を取って寝たきりで何の役に立たなくても

言葉をかけて 温かい言葉を そうしたら涙の一つくらい

絞り出せるかもしれない

全て忘れてしまっているとしてもね


心の中でいつも叫んでいるんだ

間違いばかり起こしてゴメンね でも許してって


最期の時にも みんなの事を 楽しい思い出を 悲しい思い出を

カップ麺の様に作るのも無くなるのもあっという間の人生だったかもしれない 

けれど


薄汚れて壊れた懐中時計の針が再び動き出すよなそんな奇跡が

思い出させてくれるさ 

そして誰かの 新たなる生命の始まりに受け継がれていく きっと 

遺伝子に思いを馳せて 最古まで時を越えて君を探し出す ずっと

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