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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
巡る季節の様に
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壊れた心でも

壊れた心が救われないじゃない

家から一歩も出ない 出れない

痩せて来た 熱っぽい 頭が痛い

最悪 人生の辛酸舐めさせられてばかり


親の事を怨めど殺すわけにもいかず

相手を脅すのは結構苦手 逃げ出すのは得意


救われないじゃない だってこんな人生

まだ終わりにしたくないよ 愛の意味を知っているけれど

愛された事は無い そんなの寂し過ぎる


眠れない夜が続く 音楽だけが友達さ

感じる 何か 不穏な物を 正体不明の霊魂の様さ

蓮根みたくサクサク仕事をこなしていれば

この嵐の様な線路の選択 間違う事は無かったのかな


どうせ人間なんてそんなもんさ 嘘ぶいてるって言われるけれど

全部の本を読める訳ないだろう


サブカルの軽さ 羽毛の様だ 産もう産もうと思っても詩は降りて来ない

誰にでも起こる現象で 


そうさ やっぱり 根本的な救いは 最後の時が訪れるまで分からない

それでもいいさ 僕はもう始まりとか終わりとか そんな言葉では計れない

幽霊 麗しき丘陵で 死んだ君と一夜の快楽にいそしむ


悲しみなんてさ 痛みなんてさ 

人生止めましたって言えば感じない

死ねば終わる 

だけど僕より若くて幸せなのに色々な理由で早逝しちゃう人がいるから

可哀想だなと思って生きてるんだ


何も偉くも無い 肩書きも無い それでもただ生きていてもいいんだよって

貴方にだけは言って欲しかった


壊れた心は何かを叫んで……


流されてきた 涙や 血液 

そういう値段の付けられない物が僕らを活かしてるんだ


壊れた心は何かを叫んで……

化け物に変わり こそり殺し 代償として処分されるのだ

捨てる場所も 価値すら無い そういう物 それにまみれて

ベッドの上で愛情を持ちよる夜も 待つ夜も 一人メソメソ 

くだらない幻覚や嘘に騙されていつか終わるんだ 


けれど壊れた心でも 必ず 救いはある そう信じれば 叶うさ

主人公は死にはしない まるで永遠に触れた様な実感があるのだ

そう巡り巡る季節の様に 

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