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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
言いたい事は言おう
804/900

Love Soul

街にくり出した僕は

喧騒の中の混沌だけを愛する


履きつぶしたラバーソウル

何年も洗ってない皮ジャン

臭いシャツを引き裂いて胸に光るクロスのネックレス


蒼い魂が燃える 暖炉の薪がパチパチと音を立てる

朝も夜も関係ないのさ 夢になんて興味が無いから


ただ今あるこの現実に対峙する自分勝手な感情

ブレーキを掛けられない


君を連れ出して真夜中のランデブー

熱く吠えるマフラー 衝撃の真実はスクラップの中


ゴミステーションで眠るピエロは遊園地で働いてる


僕は探している 自分の行くべき道を

立ちふさがる全てを破壊する事が正解で

いつまでも若くないよと大人に言われても

今だけが大切だと言い切れる自信があるから


夜の街 煙草吹かして 

ストーリー組み立てる ストリート立ち尽くしながら


満月の下 君の中の 使い古されたマスターチケット

手を繋いで 乗り込む 箱舟


真実など何処にもありはしないと言い切れる

正しさは そうさ僕等の胸に宿る Love Soul 光れ もっと強く


不意に雲が立ち込めて雷鳴轟き雨音がゴスペルの様に高鳴る

他意はなくとも君の透けたシャツは大事な所がいつもブラックアウトする

キスしたくても君は雨に溶けて消えた


びしょ濡れのラバーソウルをブランコに掛けて

裸足で駆け出した僕の行き先は 青い春の面影を何度も繰り返す

止まれない スケーティング 極めてよ トリプルフリップ

トラップがトリップしてパイプの先から煙を上げて

タイマーが壊れた物語の残骸の様に 夢か現実かを曖昧にする


Love Soul!Love Soul! Rockの鍵は ビルディング最上階のフェンス越しに立つ

一人の少女の昏迷と楽園の花 止める事が出来るなら そうするさ

それが混沌だと 僕も 神を信じられなかったら きっとカラフルな

傘の群れの中に埋もれて 恐怖なんて 感じないさ でもまだ


正義のチープな陳腐さに ナイフを突き立て標とするよ 逃げないよ

それが僕のLove Soul 裸のままで 身体重ね合わせるのは 

終わりそうで終わらない 長い 戦争映画の様に退屈さ 

ポップコーンとコーラで弾けるリズム 君と約束を交わした街の片隅で会おう


魂に愛が宿ったら 土砂降りの雨の中でも 涙流したりしない

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