Love Soul
街にくり出した僕は
喧騒の中の混沌だけを愛する
履きつぶしたラバーソウル
何年も洗ってない皮ジャン
臭いシャツを引き裂いて胸に光るクロスのネックレス
蒼い魂が燃える 暖炉の薪がパチパチと音を立てる
朝も夜も関係ないのさ 夢になんて興味が無いから
ただ今あるこの現実に対峙する自分勝手な感情
ブレーキを掛けられない
君を連れ出して真夜中のランデブー
熱く吠えるマフラー 衝撃の真実はスクラップの中
ゴミステーションで眠るピエロは遊園地で働いてる
僕は探している 自分の行くべき道を
立ちふさがる全てを破壊する事が正解で
いつまでも若くないよと大人に言われても
今だけが大切だと言い切れる自信があるから
夜の街 煙草吹かして
ストーリー組み立てる ストリート立ち尽くしながら
満月の下 君の中の 使い古されたマスターチケット
手を繋いで 乗り込む 箱舟
真実など何処にもありはしないと言い切れる
正しさは そうさ僕等の胸に宿る Love Soul 光れ もっと強く
不意に雲が立ち込めて雷鳴轟き雨音がゴスペルの様に高鳴る
他意はなくとも君の透けたシャツは大事な所がいつもブラックアウトする
キスしたくても君は雨に溶けて消えた
びしょ濡れのラバーソウルをブランコに掛けて
裸足で駆け出した僕の行き先は 青い春の面影を何度も繰り返す
止まれない スケーティング 極めてよ トリプルフリップ
トラップがトリップしてパイプの先から煙を上げて
タイマーが壊れた物語の残骸の様に 夢か現実かを曖昧にする
Love Soul!Love Soul! Rockの鍵は ビルディング最上階のフェンス越しに立つ
一人の少女の昏迷と楽園の花 止める事が出来るなら そうするさ
それが混沌だと 僕も 神を信じられなかったら きっとカラフルな
傘の群れの中に埋もれて 恐怖なんて 感じないさ でもまだ
正義のチープな陳腐さに ナイフを突き立て標とするよ 逃げないよ
それが僕のLove Soul 裸のままで 身体重ね合わせるのは
終わりそうで終わらない 長い 戦争映画の様に退屈さ
ポップコーンとコーラで弾けるリズム 君と約束を交わした街の片隅で会おう
魂に愛が宿ったら 土砂降りの雨の中でも 涙流したりしない