表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
愛をください
79/900

君がいなけりゃ

長い夢でも悪きゃないね

熱いキスでもしてみたいね

でもね君がいなけりゃ意味がない


ないない白寿のおばあちゃん

財布がないのといつも言う

心無い人は財布は事務所で預かってるでしょと言い

心ある人は泥棒かしら?大変だわ警察呼ぶ?と言う


それが介護から学んだこと

「突然なによ」って?


だから

長い夢でも悪きゃないね

熱いキスでもしてみたいね

でもね君がいなけりゃ意味がない


俺が死ぬまで近くにいてくれよ

俺のために味噌汁を作ってくれ

俺のパンツを洗ってほしい

あーあ全部陳腐 と声に出していったあ!


1,2,3,4 永遠の時間の様に思われた死の四秒

「いいよん」って君は言った


そんな夢を見た


悲しみを想起させる昔の白黒フィルムよりも

そんな夢 現実は怯む鳥の泣き声サマータイム

長い夢でも悪きゃないね

熱いキスでもしてみたいね

でもね相手がいなけりゃ意味がない


朝から晩までチュッチュチュッチュ

そんな夢なら大歓迎


お婆ちゃんは元気ですよ

みんな忘れてしまったと嘆いているけど

青空の青さに何か思い出そうと窓際で

物思いに耽っている

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ