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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
ショートストーリー8
775/900

生まれ落ちて何処へ行く

もし私の魂が何時か食われるのならば

全ての憎しみを許そう


そして暗く黒い海の中でひっそりと佇み

海藻の様に揺らめいて居よう


最期の時はまぁ誰にも見られない所なら

何処でも良いが病院は嫌かも知れない


黒猫のタンゴを聴きながら眠るように息を引き取る



間違った事はしていません このカルマは父と母の物だ

私に関係していると錯覚させられていた


神様 私の事を見ていてくださったのならば必ずや天国ですよね?

そう もう近いかも知れない 私の寿命も 

笑顔で海を真っ二つに割るほどの 奇跡的な確率で尽きるのだ


それが宿命だから魂の存在を信じるなら何も怖くない

でも宗教なんて当てにならないけれどね


一人ぼっちじゃない事 それが一番大事な事

誰か一人でも泣いてくれる人がいればそれは幸せな人生なんだ


不幸も幸福もあざなえる縄の如し 

辛かったら退避せよ 頑張りすぎないで

それが長生きの秘訣さ 捨てられる物は全部捨てて

復活の際 白装束すら脱ぎ捨てればいいさ

また人間のカルマを背負わされるかもしれない

そんな軌跡も奇跡的な確率で産まれるのだ

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