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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
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俺向けレクイエム

おい 俺よ お前いつか死ぬんだぜ

認めたくないだろ そうだよな?


俺は苦しみを恐れる 認めざるを得ない

だが痛かったらモルヒネがある

 

おい 俺よ 馬鹿な奴 人生程スリリングな物は無いんだぜ

楽しめよ 爺さんか


僕は何かに気付いてる この不安感の正体

きっと脳内エラーだ 


おい 俺よ 人間なんていつ死ぬか分からない

甘えるのはもう止めるんだな


だから生前葬を やろうかなと思ってる

友達をたくさん呼んで僕は自分の遺影を見て泣くんだ


おい 俺よ お前は何も分かっちゃいない

その水溜まりでだって溺れられるんだぜ


消えろ 闇よ 僕には覚悟があるんだ

レクイエムは 人の 僕の死の慰めの為にある


おい 俺よ お前は根本からしておかしいな

まだまだケツが青いって言うんだよ


この偽物が 覚悟があるって言うのは嘘だが

僕は死にたくない だが死んでも仕方ない いつかは


おい 俺よ 考え過ぎなんだお前は

この世の全ての価値観は勝利か敗北しかないんだよ


そんな事無い 希望がある 絶望がある

死ぬより辛い事がある


おい 俺よ 分かった だったらもっと笑え

世界が違って見えるだろう


そうだ僕には異質なレクイエムが似合う

誰も泣かせない為に 偽善の仮面を付けよう

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