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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Sunshine
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あの風に乗って

あの風に乗って何処まで行けるのでしょう?

夏独特の雲 掻き分けて 進んで行けるかな

香水の香り 微かに 君が髪をなびかせるから

途方もない事を考えてしまう


日暮れ 何だか寂しいけれど 扇風機を回しても

カラカラうるさくて それだけでちっとも涼しくない


あの風に乗って南極まで行こうか?

ペンギンの大名行列なら動物園でも見れるけれど

鮮やかな金色 サラサラ 君が髪をなびかせるから

途方もないことを考えてしまう


アイスクリームとかき氷 どっち派?

簡単な質問で 単なる好き嫌いなのに

君がむむむと難しい顔をして30分も考えるから

雲は流れ去り 風が生温くなってしまう


一緒に行けるかい?この風は神の風

雷の蕾が紫陽花を活き活きとさせて

君の髪に飾ったらきっと素敵だろうななんて

途方もない事を考えてしまう


あの風はきっと南国からのメッセージ

少し湿っていて 独特のにおいがする

海風とよく似ているね 君はレイコ―を飲み干して

「お代よろしくね」と言った


僕はどうやら今年も一人で風任せ

別にかまわないけれど彼女の一人くらい欲しいよ

夏は恋多き季節だって言うけれど フラれてばっかりじゃ

フレミングの法則 ふらふら Vサインと間違われたらどうしよう


君を諦めてないよ 僕はしつこいぜ

さっきから全部独り言だけど 敵わないさ

青大将でも 鰻だと思って食えば鰻に成るし

麦茶だって 半分ウイスキーを混ぜればウイスキーに成るのさ


この風はどうやら僕の味方の様だ 何故かそんな予感がした



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