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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
夏ミカン
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夏になると変な奴が増える

殺しちゃいなよ 嫌いなんでしょ

思いっきり憎しみを込めて 心臓を一突き


血飛沫が君の顔にかかってもなお出血する

まだ動いている心臓の苦しみを被害者は味わう


そして君は刑務所行きだが すぐに釈放されるだろう

だって君頭おかしいもん 笑っちゃうほど頭おかしいもん


君は安堵する 裁かれなくて良かったと

だがこの世界はそんなに甘くないんだよ


マスコミが君の実家に押し寄せ

塀に死んでしまえとスプレーでいたずら書き

被害者への損害賠償に君の両親は悩み自殺する


そして君は一人だ 頭おかしいもん


殺しちゃいなよ 嫌いなんでしょ

だって君が嫌いなのは君自身なんだもの


今頃気付いたの?フロイトの投影に過ぎない事

頭が良ければ分かる 君は馬鹿に産まれて可哀想だけど


死んでください 自らの手で自らの命を絶って下さい

それが遺族の願いです 呪いです 身代わりです


そうでもしなければ君に向けられる怒りに君は耐えられない

僕はおかしい 君もおかしい


夏になると変な奴が増える 

健全な方々は早く自分の家族を作りなさい

守る物が出来たら自然と優しくなれるから


僕も季節が変わるたびに同じ事言う壊れたレコードだけど

無害だから攻撃しないでね!

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