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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
もうダメなのね
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空っぽになっちまった

ZEROから始めようとか言う人いるけどさ

今まで必死で積み上げて来た物 勿体無くて捨てられる訳ないだろ


でも 今は 今までやって来た事が無意味だった様な気がする

僕は何時だって空っぽでその空虚さを青空に放り投げて

殻に閉じこもって


言いたい事が何も無い この切なさを真っ白と呼ぶなら

僕は黒く染まり過ぎたのかもしれない


闇の中でランプを灯し 一人物思いにふけるけれど

新しい息吹なんて 感じやしないんだ 何も感じたくない


それじゃ僕は≒空 でもいつか帰るのだろうね

雲の上に乗っかって 旅でもしてみたいね

素晴らしい景色や美味しい食べ物 そんな物 望んだ事は無かった

だけど それじゃ苦しくて 君を苦しめる事で逃げていたんだ


快楽と不快感で吐きそうだ

ごちゃまぜの脳内 仕方ない 育たない善

御膳は見るだけで吐き気がするから赤ちゃんみたいに

スプーンでぐちゃぐちゃにして 眠れない


目標が追ってくる 幻覚でも人格でも怖い程五里霧中

ただ壊してしまう 優しさゆえに それだって自分の為


『偽善者』『過善症』 だから疲れ足元も覚束無い

僕を癒してくれるのは狂った僕だけなんだ


もう一度試してみよう 何も無くなってしまったならば

一から作ればいいじゃないか 例え辛くてもね

ZEROじゃないさ 一つの勇気がある


疲れたら休んで 君が言う

その言葉にエロスを吹きこんで僕は妄想する

君の身体だけが熱く僕の心を満たす

それが救いなら良かったのにね

現実では空は何処までも広がり僕は制覇する事を

もう諦めちまったんだ

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