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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
恋に恋して
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ある夏の日

またあの季節がやってくる

淡い記憶と共に


灼熱の太陽の元 

一つのボールを追っかけていた

汗だくになりながら


僕はサッカーは下手くそだったから

高校三年間で6得点しかしてない

だけどチームには欠かせない存在ではあった


あの夏の日 放課後 君と向かい合って話したよね

凄く楽しかった 

女の子 

それも美人とは君くらいとしか交流が無かったから


何時か告白したいと思っていた

彼氏はいたけれど そいつは性格が最悪で

悪い噂ばかりだった


青空が眩しかった カーテンの裏でキスをしたね

何もかもが輝いていた 青の季節 思い出すとまだドキドキする


君に惚れていた 草原でランチが終わった後 膝枕をしてあげたね

君の寝顔はまるで天使の様に美しくて 結局Hな事は出来なかったけれど


一つのボールを追いかけていた

無念無想 ただ必死で汗をユニフォームで拭いながら

走っていた 走っていた


今 それを思い出して あれは夢だったんじゃないかなと思う

今 あまりにも不幸だから

ただ 死に拮抗するには諦めるしかなかったんだ

僕はそんな強い人間じゃないから


それでも こんな初夏の陽気が気持ちいい日は

ハーフタイムに飲んだポカリスエットの美味さを思い出す

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