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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
夢の中で語れ
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儚い夢

一番好きな人

一番大切な人

一番崇高な人

一番謙虚な人

僕の愛する人


引き裂かれちまった

夢の中でさえ 大切な過去だったのに


君の笑顔が花の様に咲き誇っていた

君の笑顔が空の様に晴れ渡っていた


それだけで充分だった


君と公園でランチを食べたね

あーんしてと言われてモジモジしてた僕に

男なら女に甘える物よって言ってくれて


君は僕の勇気だった 

君は僕の癒しだった

君は僕の天使だった

君は僕の贖罪だった

一番愛する人


現実が夢で 夢が現実なのか

もう分かんなくて 祈りは届かないのかと絶望した


君は今や夢の中にしかいない

君は今や夢の中でしか見ない


別れた日 一晩中泣いたよ

今は苦しい夢の中で悲しいお別れを繰り返すばかり


汗びっしょりで目覚めて すぐに着替える

この頃は眠れなくて いつも君の事ばかり考えていたけれど

浅い夢の中で見るのは君が死ぬ夢


辛かった 今 君は何処で何しているの?

そう僕の夢の中に閉じ込めて抱き締めていたかったのにね

今となっては 夢の中で物語を生成してせいせいしている

なんて言ったら完全に嘘だよね


今も君を求めてる 愛していたんだ

愛別離苦 サヨナラだけが人生さ


そう言い聞かせて一人で笑ってる

無理をしないではいられない性分

恨みとかやるせなさとか君にぶつけていた

たった一人の人 

混乱していたとしても錯覚はしてないつもり


君にとってはそれが凄い錘だったんだろうね

今になって気付いたよ 愛は夢の様に思い通りにはいかない

儚い夢だって事 君の幻影が瞼の裏に焼き付いて離れない


生まれ変わったらまた君に会いたい

そう思って今日も儚い夢の中で君に出会う

君は微笑んで僕にキスをする 目覚めた時涙一筋零してる

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