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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
夢の中で語れ
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死んでしまうほど夢を見たい

もうダメだ 扉は開かない

希望が無い 現世は僕にとって地獄の針の山

真っ黒に塗り潰された心

完全に陥没した痘痕のアバタ―


死ぬんだ ダメだ 夢の中から出たくない

家からも出られない 仕事が無い

ヒーローに成れなかったから夢想するしかない

無双しているはずだったのかもしれないが道を違えた


怖いよ 泣きたくないよ 水の無駄遣い

感傷に浸っているだけさ あいつは と指差され笑われ

悔しい おぞましい行為 でもそれを求めていたのも事実


光が眩し過ぎて 目が覚めてしまう

永遠の闇の中で キリストの代理と成れれば

英雄だったろう 例え磔にされ激痛で死んでも


それでも 何も起こらない人生ならば終わってもいい

夢は正しいかも そして楽しいかも

でも訳が分からない 何故そんなに色取り取りなの?

花一匁 いつも最後に残され 一人ぼっち 悲しい 辛い


僕なんかは折れやすい葦なんだ 人の真似事しか出来ない道化師

生きていてはいけないんだ そう思う心もまやかし

いっそ死んでしまうほど夢を見たい 叶えたい願いが今でもあるんだ


希望の光が輪となって僕を包む コカコーラの様な爽快感

それもまた一つの夢の形なのだろう ねぇ 熟睡出来た?


薬は 要らない でも 狂ってしまう

いっそ沢山飲んで死んでしまえばいい


生きて良い事がありますか?

あるよってみんな言うけれどそれは嘘だ

口を歪めて笑ってる 怯えだ 嘘を吐く時の本心からの怯えだ

老人たちは寄り合い ひそひそと策謀を立て 夢から無縁だから

寂しくて仕方ないのだろう


消えてくれ 決して憎悪では無い 赦しだ

死んでしまうほど夢を見たいなんて聖者みたいじゃないか

権限をくれよ 権力をくれよ ケンケンパー 遊んでやるよ


実力をまざまざと見せつけたら誰もが僕を怖がる

だから現実は嫌いなんだ 

もう嫌だ もうダメだ

二度と目覚める事無く 永久に夢の世界で 

そして蝋燭になる


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