八方塞がりの四角
刺客の死角を捉えて
掻い潜る都会の闇の中
車を走らせて俺は当ても無く
まるで夢でも見てるかのようにロデオ
カーラジオからは80’sのナンバー
斜めってるバンパー 退屈な視覚
この街は切り取れば八方塞がりの四角
高速をDown Down Down
気分はUp Up Up
まるで金塗れの富豪のガウン
溺れそうさ あっぷっぷー
猫の額ほどしか見えない夜空
コンクリートジャングルの中
アスファルト斬り付けるタイヤ
I'm Liar. I'm Tired.
星空にキッスを投げれば落ちてくる空
やっぱり四角 痛々しい程角張った流星
朝が来る 煙草を吹かす 僕は何処に行くのだろう?
このまま高速をドラッグでクリック出来るの?
音波になれ ドンパチは好きじゃない かつての抗争は
構想には入っていなかったけれど 生身の喧嘩は嫌いじゃなかった
また戻るのか それとも変えるのか そろそろ帰るのか
CRACKER'S BABY それが俺を仇成す敵の仇名
荷物を降ろしたならまた走り出そうぜ
どうせ青空なんてスモッグ警報でほぼほぼゼロ
いい大人がガキみたいに彷徨って トホホ
涙で濡れる頬 今夜も朝までこの八方塞がりの刺客から
逃れられないのなら いっそ眠らず走り続けよう そう思った
ざわつく心 胸のクロス 願いはいつか叶うだろう
走り続けるのならば
朱空は八方塞がりの四角 月なんて見えやしない