表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
さようなら青空
652/900

さようなら青空

雨の日も 風の日も 雪の日も

ずっと耐え忍んで じっと動かなかった

まるで屍の様に


そうでしか心の傷が癒えないから

そうでしか心の闇が消えないから


本来御日様が大好きで

明日晴れます 

そんな天気予報だけでうきうきだった


今は陽の光が眩し過ぎて

朝から酒を呑んでいるので

夜の方が好き


さようなら青空

僕は闇の中でしか生きられない

暗い部屋で音楽鑑賞

擦り切れたレコードさ 歌も錆びつくだろう


感傷に浸っていたあの日の夕暮れ

ドロっとした昏迷 でも今思い出すと

あの時は確かに生きているという実感があった


灯は消え 引き篭もる

悲しい人生でした 何時終わるのかな?


青天の霹靂なんて起きやしない

朝天気が良くても起きやしない


あああああ!これが僕の心の叫びだ


さようなら青空 永久に会う事も無いでしょう

朝が来る前に 蝋燭の灯が消えないのならば

悲しい結末からは逃れられない 楽しい結末などありゃしない


そうならば僕は死んだ様に生きよう

何も要らない 腹が減っても食わず 眠くなっても眠らず

全部壊したい 殺風景で乱雑なあの雲と太陽の法則すらも

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ