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さようなら青空
雨の日も 風の日も 雪の日も
ずっと耐え忍んで じっと動かなかった
まるで屍の様に
そうでしか心の傷が癒えないから
そうでしか心の闇が消えないから
本来御日様が大好きで
明日晴れます
そんな天気予報だけでうきうきだった
今は陽の光が眩し過ぎて
朝から酒を呑んでいるので
夜の方が好き
さようなら青空
僕は闇の中でしか生きられない
暗い部屋で音楽鑑賞
擦り切れたレコードさ 歌も錆びつくだろう
感傷に浸っていたあの日の夕暮れ
ドロっとした昏迷 でも今思い出すと
あの時は確かに生きているという実感があった
灯は消え 引き篭もる
悲しい人生でした 何時終わるのかな?
青天の霹靂なんて起きやしない
朝天気が良くても起きやしない
あああああ!これが僕の心の叫びだ
さようなら青空 永久に会う事も無いでしょう
朝が来る前に 蝋燭の灯が消えないのならば
悲しい結末からは逃れられない 楽しい結末などありゃしない
そうならば僕は死んだ様に生きよう
何も要らない 腹が減っても食わず 眠くなっても眠らず
全部壊したい 殺風景で乱雑なあの雲と太陽の法則すらも