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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
さようなら青空
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忘れていく青空の記憶

忘れていってしまうんだね

楽しかった事も 悲しかった事も

だけど それは寂しい事じゃない


ううん寂しい事だけど悲しい事では無い

人は忘れるから また新たな思い出を作れる


持ち帰るには記憶は重すぎて

夢に見てしまう 潰えた夢でさえも 色鮮やかに

お別れは辛い事だけれど すぐに日常に埋没するから


誰もが誰もお互いの存在を当然の様に認め合えたらいいね

そして ポロポロ涙流しながら その起源を探すの


ただ感じろ 野生の勘で 無視されたって気にすんな


不貞腐れて自棄になった夜もあった 君を傷つけた夜もあった

全ては自分自身の為 エゴイズムの結果 だけどそれが人


忘れて良い事も忘れちゃ駄目な事も自分自身の心が決める

昨日の晩ご飯は忘れてもいいけど親への感謝は忘れてはいけない様に


忘れていく青空の記憶は歳を取っても色鮮やかなのだろうか?

尊い命の終わり 重い荷物は捨てるしかないのかもしれないけど

それでも愛している人との思い出で繋がって居なきゃ悲しい


手の平から零れ落ちる雫は 記憶の断片 零すまいと思っても

水は高い所から低い所に流れる物だから

人間だってそうだよ 驕れる物は久しからず

さあ大切な事を思い出せ

痛みを 浮世で流した罪を 洗い流す為に


忘れていく青空の記憶 


大切にしたい事 無下にしても良い事

人それぞれ違うんだ ただそれがどうしようもなく切ないから

僕らは忘却する あの河に身を委ねる


きっと大切な事なんてそんなに多くない

真実を見極める瞳でしかと見つめるんだ

いつまでも忘れちゃいけないたった一つの事

あの日見た青春の青空 輝いていた青春の青空

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